2015年10月31日

エアコンの室内機を吊る

エアコンの室内機をどのように設置するか。

見た目の問題、
費用の問題、
耐震性の問題、
冷暖房効率の問題……。

考えるべき事は、いろいろあるものです。

機器本体のみならず、
接続される冷媒配管とドレン配管、
電源と制御のケーブルもあるわけで。

ある施設(レストランです)では、
このように設置されていました。
エアコン室内機の吊り方.JPG

天井カセット形4方向吹出タイプ。

本来は、四角いパネルが天井面とツラになって、
上部の本体部分は天井内に隠れるように設置する機種です。

この建物のように天井を貼らない場合には、
こうやって露出で取り付けるのも一つの手です。

本体は4点吊りなので、木組みの間に支持材を渡して、
そこから吊る形をとっています。

このタイプの室内機は、大きさの割には軽いんです。
かなりの部分が樹脂製になっているので。

本体を塗るか塗らないか、
パネルの色をどうするか(標準色は白ですが、ブラウンもある)、
吊り棒が長くなる場合には、振れ止めをどう取るか。

配管やケーブルの振り回し方法、支持方法、ルートにも
無頓着ではいられません。
天井内に隠れているならば、見えないので、
機能性だけ気をつければ良いのですが、
視界に入るからには、何らかの工夫がないと悪目立ちしてしまいます。

ここでは、冷媒管とケーブルとを共巻きにして、
外装材を黒く目立たなくしてあります。
木組みに沿わせて配置することにより、
目立たせないことと、配管支持とを両立させています。
(ドレン管は写っていないので、良くわかりません)

これらを操作するリモコンは、
そのへんの壁に適当についているのではなくて、
店舗スタッフの管理の範囲(バックヤードやレジ脇など)に
あるはずです。
(「エアコンの室内機を吊る」おわり)
posted by けろ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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