貯湯槽だったり、
蓄熱槽だったり、
高置水槽だったり、
空調補給水槽だったり、
雨水貯留タンクだったり、
消火用充水タンクだったり。
屋上に水槽を置く場合、以下に気をつけると良いでしょう。
(前回記事のように他の設備機器を置く場合でも、同様です)
1.どこに置くか?
・機能上、都合の良い位置はどこか
・構造上、都合の良い位置はどこか
→ 使用時の重量を鑑み、構造屋さんと相談します。
2.どうやって置くか?
・コンクリート基礎を設けるか
・鋼製架台を設けるか
・屋上防水との取合い、納めをどうするか
→ 防水層の上にそのまま置くと、
防水更新の際に邪魔になります。
基礎立上げ、防水立ち上げ、笠木処理などに
配慮が必要になります。
3.点検できるように
・点検者が水槽まで到達できる動線を確保する
・階段、タラップ、手すりなどが必要になることも
4.接続配管のルートは?
・水槽に接続される配管のルートと支持方法
・配管が建物内に入る位置をどうするか
→ ハト小屋を設ける、
屋上パラペットを跨いで外壁を下ろす、など。
5.周囲との離隔
・機器の目的と性能に応じた離隔距離を確保する
→ 室外機などを過密に配置すると、性能を発揮できなくなる。
6.視線の検討
・どの辺からの視線まで遮蔽するか
・視線を遮蔽する方法は
7.積雪・凍結対策(積雪地・寒冷地の場合)
・その土地の積雪深さにおいて支障の出ない水槽・配管の設置方法
・凍結の恐れがある場合の措置
(「屋上に置かれる水槽」おわり)