小さめのトイレならば、吸込口は1ヶ所。
ちょっと大きめのトイレの場合には、ブース2〜3個毎に1ヶ所。
……というのが一般的でしたが、
近年はそうでもありません。
プライバシー保護と防犯の観点なんでしょう、
各ブースの仕切が天井面まで到達しているトイレが多く
なりました。
となると、各ブースに個別に吸込口をつける必要性が出てきます。
まあ、少々吸込口を増やしたって、そのためのダクトを伸ばしたって、
そんなに大した金額増になるわけじゃないんですけど。
それでも、「1円でも安く建てたい」なんて言う場合に、
吸込口は1ヶ所でも少なく、ダクトは1mでも短く、
という要求があることも。
そんな時には、
「ちょっと臭うけど我慢してね」
という配置にせざるを得ません。
(「トイレブースの吸込口」おわり)