床置形の場合、便器と床との境目が汚れやすく、掃除が大変……。
そういう事があります。
壁掛形にすると、床面の掃除はし易いのですが、
小便の滴が垂れて床が汚れる度合いが、床置よりも大きい……。
そういう事もあります。
受ける位置が床置形よりも高いので、子どもには届かないとか、
そういう難点もあります。
年齢が高くなって、小便のキレが悪くなって来た際にも、
従来からある「壁掛形」では不都合が多かったりします。
受ける位置は低く、しかも床面清掃もし易い、
そういう形状なのが『低リップ形』の小便器です。
便器下部に10cmほどの空間があるので、
床置形よりも床面清掃がやり易くなっています。
結構重いため、壁下地に補強材をしっかり入れなければなりませんので、
ご注意を。
(「低リップ便器」おわり)
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