まず上部のフタを開けてみます。
左右のフタのどちらかに、配管とバルブ。
他の方には切替スイッチ。
また、たいていフタの裏にはメーカー名と型番が
書いてあります。
製造(もしくは設置)年月は、書いてあったり、
書いてなかったり。
書いてない場合、なるべく長持ちしそうな方法で
記録しておいて欲しいところです。
油性マジックで書くとか、
テプラを耐候性のある接着剤で貼り付けるとか。
前面の板を外してみましょう。
はめ込んであるだけなので、結構簡単に外れます。
両側横上部にポッチがついていて、それを押しながら外すタイプも
あります。
背が低くて、幅が拾いモノですと、外したあとにはめ直すのが
一苦労だったりします。
さて、中身は。
一番上に、コイル。
中段は、ドレンパン。冷房時、コイルで冷やされて結露した水分を
ここで受けます。
一番下が、ファンとモーター。
左側から、コイルに冷温水管がつながっています。
ドレンパンの水も、ドレン管で回収されています。
ファンとコイルをユニットにしたものなので、
ファンコイルユニット。
冷温水管(夏には冷水を、冬には温水を流す)をつないで
冷暖房を行うものをファンコイルユニット、
温水管をつないで、冬の暖房だけを行うものをファンコンベクター
と呼びます。
それぞれ略してファンコイル、ファンコン、などと呼ぶことも。
ファンコンベクターとして売っている製品には、ドレンパンが
ありません。
冷やさない→結露が生じない
だから、結露受け(ドレンパン)は不要なので。
でも、ファンコイルユニットを暖房だけで使っても
まったく構いません。
ファンコイルだって大したことはありませんが、
ファンコンはあまりも古臭いモノしか無いもんですから。
(数十年前から見た目変わらないカタログって、一体……)
写真の機器は、まだ新しいのでとても綺麗です。
年数が経つと……
メンテされていないモノだと、ホコリまみれで、それはそれは
きちゃない状態になっています。
(「ファンとコイルのユニット」おわり)