この部屋の壁には、免震部分と、非免震部分との境目である
『免震スリット』が設けられています。
免震側である天井内から供給される電線は、地震時に層間変位が生じても
大丈夫なように、免震余長を取る必要があります。
この現場では、このような形で仕上げていました。
ちょっと見た目、苦しいのですけれども。
コンセントは裏ボックスで良かったんじゃないか、とか、
下ろしてくる電線管は1本だけにして、あとはボックス間の渡りで
良かったんじゃないかとか、
そもそもこの余長、室内じゃなくて壁の裏部分で取れなかったのかとか、
第三者的に見ると、いろいろ疑問も出てくるかも知れません。
とにかく、ここでは、こうなっていました。
(「免震余長」おわり)
【関連する記事】