トラックで運んできて、
クレーンで吊って、据え付けます。
油は入っていない、空のタンクですが、6ton近くあります。
最近では二重殻タンクが一般的かも知れませんが、今回は
『タンク室を設ける形』のタンク。
先に地下躯体を構築しておきます。
タンクの局面に合わせた台も、躯体と一緒に打設しておきます。
「吊り荷の下に入らない」のは鉄則ですが、
この、隙間の少ない『タンク室』の中で待ち受ける人は大変。
このような形で据え付けられます。
このあと、上部スラブも打設して、完全にコンクリートの箱で
覆うようにします。
ブルーシートで養生してある部分の上にはマンホールを取り付けます。
接続の配管など(給油管、送油管、返油管、通気管、制御線)をつないて、
最後に埋め戻します。
当たり前のことを、当たり前にやる。
ちゃんとできて、当たり前。
でも簡単そうで、考えれば考えるほど、実は難しい。
下手をうつと、大事故になりかねない。
そんなお仕事です。
(「地下オイルタンクの据付」おわり)