それを効率よく排出するために、それらのモノが出る厨房器具を覆う
『排気フード』が設けられます。
油脂を含む蒸気が出る箇所には、『グリースフィルター』をつけて、
油分を除去し、排気ダクト内に油分が入り込まないようにします。
でないと、ダクト内がギトギトになって、ある日突然着火して火事になったり
しかねませんから。
それでも着火することはありますから、防火ダンパーを設けたり、
厨房の規模によってはダクト内用の消火設備を設けたりします。
火を使用する器具の場合、火源を覆う覆い方、火源からの距離等によって、
法定の必要換気風量が異なってきます。
建築基準法施行令第20条の3、昭和45年建設省告示1826号
などに書いてありますが、解説の関連書籍を見たほうが
はるかにわかり易いことでしょう。
社員食堂なんかに行く機会があったら、厨房の中もちらっと覗いてみてください。
あんまりジロジロ見ていると不審ですから、飽くまでも『チラ見』で
済ませておきましょう。
(「厨房排気フード」おわり)