そんな時、とりあえずの応急処置に、こんなモノを使うことがあります。
ひとまず、漏れた部分を切断。
古い方の配管に新たにネジを切ったりフランジを取り付けたりするのが困難な状況の場合、新旧の配管間をギュッと抑えるタイプのメカニカルジョイント(ストラブカップリング)で接続し、前後の配管が抜けにくいようにストッパー的なものを設けています。
ひとまずは、持ちこたえることと思います。
この後、どうすれば良いでしょう。
理想を言えば全部新しいモノに取り替えたら……ということですが、先立つものが必要。
築年数や配管の劣化状況、中を流れる流体の種類や圧力、その系統の重要度、配管施工場所(漏れた場合に周囲に重大な影響を与えるか否か)、予算、などの要素を鑑みて決めていくことになりましょう。
設備は古くなればなるほど、単純な答えを出しにくくなります。
そのあたりが、悩ましいところでもあり、知識と経験の見せ所でもあり。
(「配管の応急接続」おわり)