それらを露出で後付施工する場合、こんなカバーをつけたりします。
商品名「スリムダクト」が、一般名詞化しています。
お役所仕事では商品名を書きづらいので『保温化粧ケース』とか『化粧カバー』とか、言い換えて
使います。
カバーの前面を開けると、こんな感じ。
結構、ぎっちり詰まっていますね。
白い表面の保温材で覆われている配管とケーブルが何本か入っています。
これだけ見たのでは、冷媒管が2系統入っているのか、冷媒管1系統とドレン管1本が入っているのか、わかりづらいところです。
ケーブルは、電源用と制御用と。
それぞれの配管やケーブルのつながりを考えて、室外機がどこにあるのか探して、現状を把握します。
改修計画を立てる際には、まずは現況把握が必要です。
既存の図面って、無いことが多いんですよね。
新築当時の図面は残っていても、その後のこまごました改修工事については図面や記録を残していなかったり、図面があっても不正確だったり、現状把握に手間取ることも少なからずあります。
そういうのを謎解きしながら調査するのって、実は面白かったりします。
チャレンジしてみませんか?
(「スリムダクトを開けてみると」おわり)