夏だけではなくて、冬でも冷房が必要。
そんな室です。
二十数年前に建てられた、とある建物の電算室内にあった空調機。
前面のグリルから室内空気を吸い込み、床下フリーアクセスフロア内に冷風を吹き出しています。
吸い込みグリルの中には、フィルターが入っています。
床面のところどころに、床吹出口が設けられています。
簡易的な風量調節ができるように、シャッターがついたタイプのものが設置されていました。
この室のフリアク高さは400mm。結構ありますよね。
それでも床内は、場所によってはケーブルがびっちり。
この空調機は、冷水コイルが入っていて水方式で冷却するタイプです。
最近では、直膨コイルが入っていて屋上などに室外機を置く空冷タイプの「電算室用パッケージ」を使うことが多そうです。
UPSを設けるとともに、発電機回路として停電時でもサーバーがダウンしないようにという条件提示があるのが普通です。
現代の世の中、サーバーがダウンするとその損失は計り知れません。
(「電算室用の空調機」おわり)