コンクリート筺に鉄蓋が2枚。
鉄蓋の下に、PF板の蓋が更にかぶせてあります。
鉄蓋だけだと底まで冷えきって、メーター廻りの水が凍ってしまいます。
そうならないように、断熱材の蓋もかぶせるわけです。
PF蓋をずらすと、更に深い位置に量水器が。
桝底まで実測したところ、深さは1,250mm。
こんなに深くては、メーターの指示を読むことは困難です。
よって、遠隔指示計を最寄りに取り付ける決まりになっている所もあります。
積雪が多い地域では、どうせ雪に埋もれてしまうので、冬期間の水道料金は実績に基づく想定値で請求し、春になって雪が融けたらメーターを読んで清算する、という所もあります。
寒冷地には「凍結深度」という概念があります。
建築物の基礎について、凍上しないように設定されている深度がありますが、
水道管については、基礎よりも深く設定されています。
埋設深度をどのくらいとるのか?
各水道事業者に確認して下さい。地域によって、結構違いますから。
これだけ深くなると土工事も結構かかりますから、あらかじめ調べておくのが無難です。
(「寒冷地の量水器筺は深い」おわり)
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