でも、液体の流れをスムーズにする必要がある場合、こんなふうに偏心で絞っていきます。
これは、蒸気が放熱した後に液体となったもの(還水)に設けられる『偏心レジューサー』。
「レジューサー」と呼びならわしますが、今どきの書き方なら「リデューサー」でしょうか。
小さな勾配で自然流下する場合、同心にしてしまうと一部液体が滞留する部分ができてしまいます。そうすると、ウォーターハンマーの原因になったり、ゴミやスケールが溜まったりすることがあります。
でもこうすれば、液体が溜まることなく下流に流れていくわけです。
(「偏心レジューサー」おわり)