進行中のとある現場で、蒸気トラップ『装置』が組み上げられていました。
水混じりの蒸気が左下から入ってきて、トラップで還水だけ分離されて右上に排出されるわけです。
トラップ本体の前には、ゴミが絡まないようにY形ストレーナーが設けられています。
トラップ前後にバルブが設けられていて、ストレーナーの清掃をしたり、トラップの清掃や交換をしたりする時に閉められるように作られています。通常は開けっ放しです。
分岐した奥側の配管は、バイパス管です。こちらのバルブは普段は閉めっぱなしです。
減圧弁(家庭用のちっちゃい奴は別ですが)とか二方弁とか三方弁とか、メンテする必要のあるバルブは、このような形の『弁装置』として組んでから取り付けます。
ねじ接合になっている部分とフランジ接合になっている部分とがあります。それぞれ、理由があってこうしています。
この手の弁装置は、機械室内に設けられることが多いもの。
機械室に入る機会があれば、探してみて下さい。
(「蒸気トラップ装置」おわり)
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