今まで、図面で見たことだけありましたが、実物は初めてでした。
器具があるだけで、別に『モノ』が乗っかっているわけじゃないんですが、何か不思議な緊張感を覚えました。
そのまま排水を流すことができないため、専用の排水受けがついています。
厨房のグリーストラップや、洗車場のガソリントラップや、図工室のプラスタートラップのような役目を果たすんでしょうけど、溜まるモノを考……えたくないです。
けど、誰かが掃除をしなくちゃならないし、それもまた大切なお仕事なんですよね。
ほんとうにお疲れさまですと言うしかありません。
すぐ脇には、大きな冷蔵装置もありました。
難しい症例で亡くなった方だったり、事故や事件の被害者だったり、そういう場合に使われるのだとか。
自分自身、お世話にならずに済むに越したことはありません。
(「解剖台」おわり)
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