未開通部分の自動車専用道路。
工期も工費も仮設も、一般建築とは比べ物にならないスケールです。
開通して車で走ると気づくこともありませんが、立派な標識が設置されていました。
建築設備で言うなら、銘板みたいなものでしょうか。
かなり詳しい情報が書かれているものなんですね。初めて知りました。
前の3枚とは別の施工中トンネルですが、「歩道」(自動車専用道路なので実際に人が歩くことはない)部分にはたくさんの電線管と消火用配管(フランジ面しか見えない画像ですみません)とが埋められていました。「埋めて」というよりも「詰めて」というくらい、びっしり設けられていますが。
消火配管の端部を仮にフランジで塞いでいるのですが、空気抜き用か水抜き用か、2本の短管がつけられており、バルブが設けてあります。一般的に建築設備だと異物が入らないようにバルブは締めるし管端にテープなどを貼って養生するんですが、トンネル現場ではそういうことしないんですかね。疑問に思って、役所の監督さんに訊いてみましたが、別にこれで構わないと言われました。
虫とかネズミとかリスとか、入ってこないのかなぁ。よしんば入っても、太いからどこからでもいずれ抜けるから平気なんでしょうか。
スケールが違うと、考え方もいろいろ違うようです。
角型の樹脂電線管からヒモが出ているのがわかりますでしょうか。
管内にケーブルを通す際には、これに結びつけて反対側から引っ張ります。通線と言います。
車道脇には道路側溝兼用の排水管? のようなものがあります。
(「トンネル」おわり)
【関連する記事】