何か見たことがある建物だな、と思っていたら、ArchiCAD BIMの説明で出てきた建物でした。
集成材とコンクリートと鉄骨の3種類の材料を活用した「トライ・ハイブリッド(TRI-HYBRID)構造」と呼ぶ架構によってシェル状の曲面を実現した作品とのこと。
営業時間外には、ロールスクリーンを下げて目隠しをしてあります。
極寒冷地ゆえ、ガラス面付近の暖房には気を遣ってあるようでした。ガラス面に沿って内側に温水パネルヒーターが設置してあります。それだけでは負荷処理には不十分だったのでしょう。
写真では見づらいのですが、木集成材の間に立形に立っている白いものも、温水パネルヒーターです。
柱間に壁のようにパネルを立てることによって、放熱面積を確保し、暖房をまかなっているものと考えられます。
床暖房の有無については、わかりませんでした。
何せ、通りがかりに外から眺めて撮影しただけですので。
夜間の照明光の効果って、なかなか良いと思いました。
ただし、これだけのガラス面積と天井高さです。厳冬期の寒さ対策が十分なのか、消費エネルギーがどのくらいになるのか、興味はあります。
(「ガラス外皮〜きれいだけど、寒さ対策は?」おわり)