2014年11月08日

免震建物には免震継手

免震構造の建物が増えてきました。

「揺れに耐える」のではなくて、「揺れを逃す」という発想なので、耐えるべき水平力が減り、躯体がスッキリしますね。

建物内の配管もあまり揺れなくて済むようになるのですが、非免震部分(地球側)と免震部分とをつなぐ配管は、どうしても必要になります。
基礎免震の場合には、給水やガスの引込管、排水管、電力や電話の引き込みなどがありますし、中間階免震の場合には、免震層をまたぐ上下方向の設備すべてがそうです。

普通に配管をつなげてしまうと、地震のたびにブチ切れてしまって、いろいろ困ったことになります。そのため、配管に二次元的な変位が加わる際に、X−Yそれぞれの方向に動いても問題が生じないように、変位吸収用の継手(免震継手)を設けます。

水平二方向に設けると
免震継手水平.JPG

垂直方向に設けると
免震継手垂直.JPG

動き回る範囲に気をつけないと、配管が躯体にぶつかって壊れてしまうことになります。
配管類の支持は、継手の前後で「地盤側から取る」から「建物側から取る」へと変える必要があります。

(「免震建物には免震継手」おわり)
posted by けろ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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