床を支える束の他に、床スラブにサドルで止めてある配管が見えます。
青いのが給水管、赤いのが給湯管。わかりやすいように色分けをしてあります。
色は逆ではダメという法律はありませんが、そんな事をすると混乱するので、順当にイメージ通りの色で使います。
色がついているのは、保温材部分です。この中に、樹脂管が入っています。
T字型の分岐(「チーズ」と呼びます)も写っています。
シングルレバー混合栓を使っていると、ウォーターハンマーが発生して異音がしたり配管が振れたりします。床下で配管がバシバシ暴れるとうるさいし気持ち悪いので、あまり間隔をあけずに床に留めつけます。
継手部分が抜けないように継手近くで留める、暴れないように曲がり付近でも留める、直線部分でも1m以内ごとに留める、など留意が必要です。
公共工事などでは、そういう留意事項や方法をまとめて『施工要領書』なるものを出すように言われますよね?
手前の床束と接触している部分は、配管が微妙に動くたびに音がしそうでイヤですね。
監理の時には、そういう所を気にして見てみるのも良いのでは。
なお、黒く横に伸びているのは、中にケーブルが入っている電線管です。
(「床下ころがし配管」おわり)
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