2014年07月19日

床下ころがし配管

某共同住宅の床下。
床下転がし給水給湯管.JPG

床を支える束の他に、床スラブにサドルで止めてある配管が見えます。
青いのが給水管、赤いのが給湯管。わかりやすいように色分けをしてあります。
色は逆ではダメという法律はありませんが、そんな事をすると混乱するので、順当にイメージ通りの色で使います。
色がついているのは、保温材部分です。この中に、樹脂管が入っています。
T字型の分岐(「チーズ」と呼びます)も写っています。

 シングルレバー混合栓を使っていると、ウォーターハンマーが発生して異音がしたり配管が振れたりします。床下で配管がバシバシ暴れるとうるさいし気持ち悪いので、あまり間隔をあけずに床に留めつけます。
 継手部分が抜けないように継手近くで留める、暴れないように曲がり付近でも留める、直線部分でも1m以内ごとに留める、など留意が必要です。

公共工事などでは、そういう留意事項や方法をまとめて『施工要領書』なるものを出すように言われますよね?

手前の床束と接触している部分は、配管が微妙に動くたびに音がしそうでイヤですね。
監理の時には、そういう所を気にして見てみるのも良いのでは。

なお、黒く横に伸びているのは、中にケーブルが入っている電線管です。

(「床下ころがし配管」おわり)
posted by けろ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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