温暖地域では、ウェザーカバーなどとも呼ばれ、雨の浸入を防止するために換気口に取り付けられます。
積雪寒冷地では、防雪フードと呼ばれ、雪の侵入防止の目的も追加されます。防雪フードのほうが、奥行きがより深くなっています。
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フードの開口部には、防虫網や防鳥網が取り付けられます。
何もないと、鳥の巣が作られたりして困ります。
虫もイヤなら、目の細かい網を取り付けます。(と言っても網戸と一緒で、入るものは入りますが。)
かと言って、目が細かいということはホコリなどで詰まり易くこまめな手入れが(本来は)必要です。
防虫網の全面に、ホコリと虫の死骸がびっちり詰まって、ほとんど換気の用を成していなかった・・・なんて事例も少なからずあります。
近くに、葉の比較的小さな落葉樹があった場合、葉っぱで覆い尽くされる場合もあります。
でも、防虫網を掃除できるような構造になっていないことも多いのです。
15階建てビルの最上階外壁に突き出しているフードなんかだと、おいそれとは掃除できません。
建物内部から取り外して掃除できるタイプのものでも、内側に大口径の換気扇がついていたりすると、結構おおごとですし。
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右側についているのは、通気口。
この例は、伸張通気の出口になっています。
排水管の最上部を延長して外気に開放するのが、伸張通気。
排水立管の流れをスムーズにするために必要なものです。
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さてここで問題。
左側2個のフードは、給気用でしょうか、排気用でしょうか・・・?
ごく常識的に考えていただければ、十分です。
(「換気口と通気口。」おわり。)
しばらく、間隔があいてしまいました。
本業のほうで抜き差しならない状況になっておりましたので。
学習は・・・? 言わずもがなですね。