天井内に入っている機器類の点検のため、清掃のため、部品交換のため、バルブ類の操作のため、無くてはならないモノ。
でもね、その点検口、良い位置についていますか?
開けてみたら、機器は、はるか遠く。
開けてみたら、配管でふさがっていて、体が入らない。
それでは、もったいないのです。
本来ならば、天井伏の総合図にて位置関係をしっかり決めて、その位置で丁度良くなるように機器及び配管を配置すべきなのです。
システム上、それが難しい場合には、伏図上多少変な位置でも、必要な場所に点検口をつけたほうが良いのでは。
そんなに目立つわけじゃなし。
天井にある吹出口や点検口、感知器、スピーカー、スプリンクラヘッドなどの配置を気にするのは、設備屋さんと意匠屋さんくらいなものじゃないでしょうか。
一般の利用者は、あまり気にしてない、いや、存在に気付いてさえいないと思いますよ。
・・・とは言え、やっぱり「きっちり」納めたくなるのは、業界人のサガですかね。まぁ、自分もやっぱり納めたくなりますもんね。
意匠屋さんと設備屋さん、それぞれに「聞く耳」があれば、そして工期的にも工事費的にもカツカツでなければ、見た目にも機能的にも、きっちりできるはずなのですが。
なかなか、難しいものです。
(「天井点検口。」おわり。)
オープンキッチンの、カウンター席に座りました。
かなりシックで善いお店でしたよ。
食事も美味しかったし。
でも、でも、
12畳くらいの厨房に、
あるわ、あるわ、点検口。
何箇所、あったんだろう?
少なくとも5箇所?
一緒だったのが、ケンチク関係の方だったので
そんなことも、話題になったんですが、
ご一緒しているのが、
ケンチク関係者じゃなかったら、
そんな話をすること自体、かなり変なおじさん。
ですよね。
でも、同じ話題を共有できるのって、素晴らしい。
とも、言えます。
ということは
配置を気にするのは設備屋さんと意匠屋さん≠フほかに現場職人と工事監督も入るのでないでしょうかぁ〜(^^)
以前長いこと大手ゼネコン(竹○、○洋、日本○設、飛○、○水)施工物件の施工図や竣工図をやらせていただいた事がありますが、意匠図のままできてる建物は皆無で似て非なる建物とはまさに・・という感じも・・という印象でした。
厨房の場合、たぶん、
1.給気ファン用
2.排気ファン用
3.ダンパー用がいくつか
(ハイガードを使わないでダクトにFVDを入れている場合)
4.排気ダクトの断熱確認用
で、5個は軽くいくでしょう。
厨房の天井内は太めのダクトがたくさんあって、見通しが悪いのです。排気ダクトにちゃんとロックウール断熱をおこなっているか検査可能にするには、あちこちに点検口をつける必要があります。
天井内に給気ガラリがあれば、更にフィルター交換用など増やさなくてはなりませんね。
おっしゃるとおり、最終的な位置決めは、現場で起こす施工図の天井伏図ですよね。施工図を描く人、それに承諾する監理者が、最終的に決めることになりますね。
記事中の「設備屋さん、意匠屋さん」というのは、それぞれの現場代理人さんと監理さんを含んだつもりの表現です。
> 意匠図のままできてる建物は皆無で
なので、「設計って何?」ということになります。
今の建築基準法、建築士法って、そこら辺の実情が全く反映されていないと感じます。
言葉足らずで。
おそらく、リニューアルした後なのでしょう。
あとから入れた什器やフードなどで、
入れない点検口が5個付いてた。
というお話でした。
天井内のダクトはそのままでリニューアル可能な内容だったのですね。