急に人が倒れました。
倒れた音で気付いた時には、頭を床にぶつけて、横たわっていました。
激しく引き付けを起こし、痙攣が始まる。
意識は無い模様。
30代の女性。
ご主人がすぐ駆け寄り、そばにいた人に119番通報を依頼。
声をかけ体をゆすって意識の有無を確認し、
胸に手を当てて拍動を確認。自発呼吸の有無をチェック。
つながると、携帯を受け取って、状態を説明。
意識喪失、心拍あり、自発呼吸あり、痙攣あり、頭部強打の可能性。
ほどなく到着した救急隊員(2分もかからなかったと思う)に、既往症の説明、普段かかっている大学病院に関する説明。
脇にいたワタクシは、その様子をおろおろと見守るよりありませんでした。
突然倒れたため散乱した所持品を拾い集め、すべてまとめてご主人のポケットに押し込み、寝かせておく枕がわりに荷物を下に敷くぐらいのことが、精一杯の対応できたこと。
AEDについて書いた直後だったこともあり、「AEDはどこ?」と探してしまいました。心拍も呼吸もあるんだから、さしあたり不要なのですけど・・・。
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あとから振り返るたび、ご主人の的確な対応に、ただただ敬意を表するのみです。
あわてず、騒がず、的確に。でも、とても優しく。
あわてて、騒いで、何の良いこともありません。それは頭でわかっていても、行動が伴うかとなると、難しいものです。
自分の妻が、自分の子どもが、そのような場合に、自分は果たして何かができるのか・・・。
呆然と立ち尽くしてしまうのではないか。
そんな思いを抱くのでした。
持病があり、過去にも倒れて救急車で運ばれたことがあった、とのことでしたが、それにしても立派な対応だと思いました。
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幸い、倒れたことによる頭部のケガなどは無かったようで、その後意識も回復しましたが、「いざ」と言うときへの備え、心構えの重要性を再度認識いたしました。
うろたえるよりも、的確に状況を把握して適切な対応をとること。
言うは易し、行うは難し。
でも、できたほうがいいんですよね。
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一応、「せつびのブログ」なので、後になって建築関連で気付いたことにも、ちょっと触れておきます。
救急車から持って来るストレッチャー。
やはり、それなりの大きさがあります。
公共施設の場合など、あれが余裕を持って通れる通路があるといいな、と思いました。
滅多にあることじゃない(あってもらっては困る)けれど、施設の用途によっては考慮に値するかと。病院では、当然考慮されていますけど。
持ってくる時は、たたんで持ってくるけれども、患者さんを乗せてからは大きなままになります。L字状の廊下は幅が狭いと通れなくなりますね。
頭じゃわかっていたけれども、実際に見ると、やはりよく実感できます。
でも、廊下だけ広くても、エレベーターには乗るはずもないし、ストレッチャーが載るようなエレベーターは設置できそうにありませんし、無理でしょうかね。
(「緊急時に。」おわり。)
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