判決後、藤田被告の会見があり、プレスリリースが出されました。
そうとうな中身のように感じましたが、不思議なくらい報道がありません。
なぜ?
執行猶予のつく「微罪」だから?
荒唐無稽な会見内容だから?
首相に近い企業の物件だから?
彼の会見内容について、確かめる術はありません。
指摘されたマンションは、確かに長期間工事ストップ中のようですが。
彼の容疑自体が、直接「耐震偽装」などにかかわるものではなくて、
「電磁的公正証書原本不実記録・同供用」
いわば、「別件逮捕」。
でも、どう見ても「耐震偽装」関連での逮捕。
検察側は公判で、容疑と偽装との関連を主張していたようです。
起訴事実は、本人も認めています。
相応の罰を受ければよいでしょう。
でも、こういうのって、アリ?
ビラ配りで逮捕・拘留された人もいました。
痴漢(に限らず)冤罪逮捕も後を絶たないようで。
帳簿上の灰色決算で逮捕されたホリエモンもいますね。
何か、気に入らないヤツがいると、ありとあらゆる法律を駆使して、
何が何でも逮捕してしまうような・・・。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
あなただって、もしも当局に目を付けられたら、
何が何でも逮捕されそうです。
深夜、押しボタン横断歩道で、車が来ないので赤のまま渡った。
→道路交通法違反。
散歩で通りかかった家の庭先にあるガーデニングがきれいで、
ちょっと覗き込んだら、顔が敷地境界線よりも中に入った。
→住居侵入
自販機脇に落ちていた10円玉を拾って、使った。
→拾得物横領
くしゃみをしたら、つばが近くの人にちょっとかかった。
→器物損壊罪
電車内で、女性が「触られた」と言い、誰かが「見た」と言えば、
身に覚えがなくても、実行不可能な位置関係でも、
→痴漢
これらにマスコミが目をつけて、大々的に報道すれば、もう立派な
犯罪者扱いですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
耐震偽装の告発、大臣認定プログラムの欠陥の指摘、
国交省担当者への批判、「建築生産システム」への警鐘。
ま、十分に目を付けられるだけのことはしましたね、藤田さん。
ある意味、この人が、「設備設計一級建築士」なるものの発端となった
わけでした。
とんだとばっちりを受けている輩も、大勢いるのですが。
今後、「耐震偽装」関連で、順次判決が出てくるのでしょう。
そして、今国会中には建築士法・建築基準法の改正第2弾が行われることでしょう。
A氏やらK氏やらが、有罪となって、「ハイ、おしまい。」なんでしょう。
渦中にあった人物たちの、単独犯行。
非常に稀な、特殊な例。
他は、普通は、全然大丈夫。
・・・・・?
いいんでしょうか。
こんな幕切れで。
なんだか、釈然としません。
(「電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪」おわり。)
さるさる日記の【きっこの日記】もしくはblogの【きっこのブログ】ってご存知ですか?
(検索したら出てくると思います)
(URL貼らない方がいいのかしら?と思い、貼りませんでした。)
以前から彼女の日記(さるさる日記)の方は読んだり読まなかったりしていたのですが、
先日、すみさんに 藤田社長の件でエントリーありますよーって教えていただいたんです。
何が正しく、何が抑圧されている情報なのか
非常にむずかしいところではありますが
一つの情報として興味深いものがありました。
今回の件も、前日の予告から、「一体何が?」と思っていました。
すべてを鵜呑みにするつもりはありませんが、建築設計業界の片隅に、重層下請構造の下層にいる者にとって、「実在しても不思議ではない話」に思えてなりません。
とにかく、ネット環境の発達(氾濫?)によって、いろんな情報を得る手段、発信する手段があることは、良いことだと思います。