それが、冷却塔です。
冷却水を通す管は「冷却水管」。
冷却水を循環させるポンプは「冷却水ポンプ」。
積雪寒冷地で、降雪期にも使用する場合には、
写真のごとく、上部に防雪フードが付きます。
「冷却水」は、その熱をとにかく外に捨てたいので、
冷却水管を保温するようなヤボなことはいたしません。
管表面から熱が逃げるのは、大歓迎なのですから。
冷却水の温度をさませばよいだけなので、形態はどのようにしても良い。
けど、空気中で放熱する場合には、効率などを考慮しておのずと似たような形になります。
屋上にこんなでっかいものを堂々と乗せたくない、という場合には、建物と一体化して機能を果たす工夫も可能だと思いますが、あいにくそのようなものは見たことがありません。
せいぜい周囲に目隠し板を設置しておしまいですね。
ただの「見た目にジャマなもの」ではなくなると良いんですが。
(「冷却塔。」おわり)
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