2006年08月26日

結露は、なぜ?(5)

(「結露は、なぜ?(4)」からの続き)

洗濯物とかは、大丈夫なんでしょうか?
換気は?

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室内で洗濯物を干すと、濡れた衣類の水分が蒸発して水蒸気となり、室内空気と混ざります。

そうすると、たしかに空気中に含まれる水蒸気量は多くなります。

ということは、結露が生じやすくなることは確かです。


台所でお湯を沸かしたり、調理したり、風呂場の戸を開けておいたり。


たしかに、水蒸気の供給になります。

人間の呼吸も、水蒸気の供給源となります。


でも、人間が生活するための住居なんですから、本来はこれらの生活状況に対応できなくてはなりませんよね。


もし気になる方は、温湿度計を買いましょう。
安いやつで十分です。

そして、温度と湿度をチェックしてみましょう。
40%程度でしたら、決して湿度は高くありません。
寒冷地だと、20%を切っていることも珍しくはありません。

この状態は、むしろ乾燥状態です。ノドを傷め、インフルエンザなどに感染しやすくなります。
(温湿度計は外壁に取り付けたらダメです。あまり表面が冷えない内壁の、顔の高さぐらいが良いでしょう。)


もうちょっと突っ込めば現在含まれている「絶対湿度」も知ることができます。
何℃まで冷やされると結露するのか、わかるようにもなります。
(そこまで知らなくても良いとは思いますが。)
(一番温度が低くなりやすい角部屋の外壁内側にも温湿度計をつけると、比較ができます。)

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結露対策として、「換気」がすすめられる場合もあります。

結露対策としての「換気」には2通りの意味があります。

1.室内水蒸気を排出する。
2.壁に接している空気を、結露する温度まで冷やされる前に動かしてしまう。


1.は、室内の水蒸気発生量が多くて、湿度が高い場合に有効です。
たとえば、浴室の換気。
浴室内は湿度100%に近いですから、どんどん排気して水蒸気を除去したほうが
良いのです。
また、台所の換気。
煮炊きする鍋やフライパン、炊飯器などからも、多くの水蒸気が出ますから、
換気によって排出したほうが良いでしょう。

ただし、他の室が異常に乾燥している場合には、それらを「加湿器がわり」に
考えることもできます。必ずしも悪いわけではありません。


2.は、壁表面での結露を防ぐための「次善の策」です。こういう目的で換気を行う場合には、止めた途端に結露が始まります。常に回しっぱなしである必要があります。室内の暖房も止めるわけにはいきませんし。


もし現に住んでいる住居で結露に悩まされている場合、断熱をやり直すのは大変ですし、といって室内を異常乾燥にも出来ない。そういう時には、この「換気」もひとつの策です。

結露のひどい所の付近に扇風機などで常に風を送り続ける。そうすると、付近の温度が上がって結露しにくくなることもあります。


押入れの戸は、はずしておく。

タンスは壁から10cmくらい離して、上からクリップ式の小型扇風機で常に風を送る。

冬、室内空気のかき混ぜのために扇風機を使用する。


それなりに、対処方法はあり得ます。


(「結露は、なぜ?(6)」につづく)

posted by けろ at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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