2006年08月23日

結露は、なぜ?(2)

(「結露は、なぜ?(1)」からの続き)

空気は、窒素約80%、酸素約20%から成っています。

その他に、アルゴン、二酸化炭素、水蒸気などが含まれています。

そのうち水蒸気というのは、ものすごく量の変動が激しいのです。

(「水蒸気」と言ったときに、「湯気」を連想しないで下さいね。「湯気」は
 「細かい水滴」です。液体です。水そのものです。 でも、「水蒸気」は、
 目に見えません。気体です。空気成分の一部です。)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

水蒸気は、温度によって空気中に含まれることの出来る量が大きく違います。

0℃の乾燥空気1kg中には、4gまでの水蒸気を含むことができます。

5℃だと、5.5gまで。
10℃だと、8gまで。
20℃だと、15gまで。
30℃だと、27gまで。

(厳密な数値ではありませんので、悪しからず。)
(空気1m3の質量は、1.2kgです。結構重いんですよ。)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ここで、「湿度」についておさらい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

一般的に、「湿度何パーセント」というのは、

実際の水蒸気量が、可能な水蒸気量の何パーセントふくまれているか、ということです。正確には「相対湿度」と言います。

0℃の空気に2gの水蒸気が含まれていれば、可能量4gの半分ですから、
「湿度50%」になります。

20℃の空気に7.5gの水蒸気が含まれていれば、可能量15gの半分ですから、
「湿度50%」になります。

30℃の空気に13.5gの水蒸気が含まれていれば、可能量27gの半分ですから、
「湿度50%」になります。


同じ「湿度50%」でも、空気の温度によって、実際に含まれている水蒸気の量は全然違うんですね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

部屋にたとえてみましょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

7m×9m(63m2)の教室があります。机と椅子が40組並べてあります。

教室が、乾燥空気。生徒が、水蒸気です。


定員は「40人」ということです。
この教室には、40人の生徒を受け入れることができます。

定員一杯なら(100%なら)、40人の生徒が座っていることになります。

生徒が少なくて、20人しか居なかったら?

半分しか座らないので、「50%」ということになります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さて、空気の温度が変わる、ということは、教室の中の椅子と机の数が変わる、ということです。


「空気の温度が下がる」とは、「机と椅子の数が減る」ということに相当します。

机と椅子の数が30組になると、生徒が30人で「100%」です。
生徒が20人しかいなかったら、「66.7%」になるわけですね。

生徒が同じ20人でも、
机と椅子が40組のときは50%、30組のときは66.7%、20組のときは100%になってしまいます。

このときの「%」が、「相対湿度」にあたるわけです。


このときの「人数」は、「実際に含まれている水蒸気の量が何gか」ということで、これを「絶対湿度」と言います。


(「結露は、なぜ?(3)」につづく)

posted by けろ at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック