畳も家具の裏もカビてしまって・・・。
そんな事例が、たくさんありますね。
どうしたら良いと思いますか?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
よく耳にするのは、
「部屋の中の水蒸気が多すぎるからだ!」
との、住宅アドバイザーのお言葉。
アド「風呂場や、洗濯機や、台所や、洗濯物などが水蒸気を供給している
からダメなんだ!」
住人「そういうのには、気をつけているんですが。でも、止まらないんです。」
アド「除湿機を置いて、吸湿材を置いて、良く換気して!」
住人「それも全部やってるんですけど・・・。」
アド「あなたがルーズ過ぎるんです。徹底していないんです。」
住人「そうなんでしょうかぁ・・・。ああ、わたしって、ダメな人間。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
まずは、「結露って、何?」から始めます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
むっとする真夏の夕べ。
中ジョッキに、キンキンに冷えたビールがつがれます。
すると、ジョッキの外側はどうなるでしょうか。
蒸し暑い昼下がり。
自販機で買ったばかりの良く冷えた缶コーヒーを取り出します。
缶の表面はどうなるでしょうか。
寒い冬。
冷えた屋外を歩いて、暖かい室内に入った瞬間。
メガネのレンズ表面はどうなるでしょうか。
・・・これが、結露です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そんなん、知っとるがな。
そうです。誰でも知っていることです。
だから、その条件さえ取り除いてやれば、結露が起こらなくなります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
結露の条件とは・・・?
一番の要素は何だと思いますか。
それは、「空気温度」なんです。
湿度や水蒸気量ではないの?
と思われるかもしれませんね。
たしかに、「水蒸気が結露する」んですが、条件さえ変わらなければ、
水蒸気は水蒸気のまま、気体のままです。
条件が変わると、液化してしまう。結露してしまう。
その条件が、「空気温度」なんです。
(「結露は、なぜ?(2)」につづく)