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建物は、屋根・壁・床などで出来ています。
でも、それらの部分にはたくさんの穴があいています。
空気や水や、電気を通すために。
トイレなどの水まわりには、特に穴が多くなります。
給水管、給湯管、排水管、通気管、掃除口、排気ダクト、などなど、たくさんのものが、床や壁や梁(はり)を貫通して、通っています。
新築の時には、管などが通る部分を想定して、あらかじめ穴を開けた状態で造っていきます。床や壁や梁のコンクリートを流し込むときに、管が通る部分には「スリーブ」という紙パイプのようなものを設置しておき、コンクリートが流れ込まないようにします。
穴の形や大きさに応じて、その周囲を鉄筋で補強したりしてあります。
改修工事の場合は、どうでしょう。
(「その穴、危険!(2)」につづく)