2006年07月24日

ところかわれば、設備もかわる。(2)

(「ところかわれば、設備もかわる。(1)」からの続き)

マンションなどは、

・共用廊下や避難階段が屋内
給水タンクが見当たらない(屋外露出になっていません)
・大きな灯油タンクがある(地上式、地下埋設など)
ロードヒーティングボイラーがある
・各住戸の玄関を出ても、屋内(廊下部分は、たいてい屋内です)


目に見えないところでは、
断熱材が厚い
基礎が深い
・管を地中に埋めておく深さが深い
ロードヒーティングがある

などなど。


換気扇のフードなども、雪の吹き込みを防ぐ目的なので、雪の降らない地方とは、形や深さが違ったりします。


同じ積雪地域でも、新潟では道路の雪を溶かすために、水を流しています。
が、札幌でそれをやると、スケートリンクができてしまいます。


設計に携わる場合、こういうことも考慮する必要が出てくるんですね。


本州仕様のまま建ててしまうと、

・雨戸が凍り付いて、ひと冬で壊れてしまった
・雨どいが、屋根からずり落ちてきた氷塊で、ひと冬で壊れてしまった
・水道管が凍ってしまった
・灯油タンクに給油しづらい(ごっぽり積もった雪の山の奥で・・・)
・結露がひどい(断熱が本州仕様〜薄すぎた)

なんてことになりかねません。


その土地土地で、いろいろと違うものがあります。
旅をするときには、そんなところも見てみると、新たな発見があることでしょう。


(「ところかわれば、設備もかわる。」おわり)

posted by けろ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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