マンションなどは、
・共用廊下や避難階段が屋内
・給水タンクが見当たらない(屋外露出になっていません)
・大きな灯油タンクがある(地上式、地下埋設など)
・ロードヒーティングボイラーがある
・各住戸の玄関を出ても、屋内(廊下部分は、たいてい屋内です)
目に見えないところでは、
・断熱材が厚い
・基礎が深い
・管を地中に埋めておく深さが深い
・ロードヒーティングがある
などなど。
換気扇のフードなども、雪の吹き込みを防ぐ目的なので、雪の降らない地方とは、形や深さが違ったりします。
同じ積雪地域でも、新潟では道路の雪を溶かすために、水を流しています。
が、札幌でそれをやると、スケートリンクができてしまいます。
設計に携わる場合、こういうことも考慮する必要が出てくるんですね。
本州仕様のまま建ててしまうと、
・雨戸が凍り付いて、ひと冬で壊れてしまった
・雨どいが、屋根からずり落ちてきた氷塊で、ひと冬で壊れてしまった
・水道管が凍ってしまった
・灯油タンクに給油しづらい(ごっぽり積もった雪の山の奥で・・・)
・結露がひどい(断熱が本州仕様〜薄すぎた)
なんてことになりかねません。
その土地土地で、いろいろと違うものがあります。
旅をするときには、そんなところも見てみると、新たな発見があることでしょう。
(「ところかわれば、設備もかわる。」おわり)