2006年07月20日

図面が、無い。(5)

(「図面が、無い。(4)」からの続き)

おすすめ。

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これから建物を建てる方。

図面その他建物に関する書類は、しっかり受け取りましょう。きちっと、保管しておきましょう。

将来必ず、役に立ちます。(無いと、費用など色々な面で苦労します。)

時々行う修繕や、模様替えなどについても、記録を残しておきましょう。建物についての履歴が残っていると、改修設計をする際、工事を行う際、役立ちます。特におもてから見えない部分についての記録は重要です。


既に建ててしまって年月を経ているという方。

今一度、図面、書類その他の存在を確かめてみましょう。どのくらい残っていますか。

そして、せめて残っているものは、これ以上なくさないように、保管しておきましょう。今後行われる修繕などの記録については、残していくようにしましょう。

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「なんにも無いっ!」という方。

さて、どうしましょうね。

とりあえず、信頼できそうな設計事務所を探し始めましょう。
何かトラブルが発生した時点で慌てて探すよりも、きっと良いところが探せます。「かかりつけ医」みたいなもんです。

今、建物がどんな状態なのか、「診断」なんて仰々しいものでなくて、ざっとながめてコメントしてもらうだけでも、だいぶ違いますよ。気になる部分の写真を撮ってもらって、解説を残しておいてもらうといいかも知れません。

何年か、ちょっとずつ関わってもらっていると、いろいろと見えてくるものもあるのです。(というか、「見えてくる」人に頼まないといけませんね。)


あ、その際には、意匠専門の方だけでなくて、構造、設備、電気それぞれがわかる人をつかまえておくといいと思います。全部わかる人なら1人でいいですし(・・・って、そんな人いるのかな?)、それぞれの専門の人によるチームを構成してもいいですしね。

「電気・・・? 知らねぇ。」

じゃ、困るんです。ぜんぶ合わせて、一つの建物なのですから。


それに、生活に直結するトラブル・劣化は、設備関連が多いんですよ。


だからこそ、「設備の図面が、無い。」というのは、いろいろと不都合が多いものなのです。


(「図面が、無い。」おわり)
posted by けろ at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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