2006年07月13日

上を向いて、歩こう。(2)

(「上を向いて、歩こう。(1)」からの続き)

形状と寸法から、空調用か、換気用か、その兼用か、見定めていきます。

照明器具カーテンボックスと一体になったものなどもあって、パッと見、わかりづらい場合もありますよ。


部屋ごとに、個別で空調、換気をしているのか、階ごととか建物全体で集中して空調・換気をしているのか、そのあたりも興味のわくところです。
ちょいと壁面を見てみると、空調や換気のリモコン類があったりして、同定に役立ちます。


天井点検口の寸法と位置も、参考になります。


機器類の点検やフィルター交換のため、バルブ操作のため、ダンパー調節のため、など、いろいろな目的で取り付けられますが、目的によって微妙に配置が違ったりします。


これらも、建物を出た際に、外壁面を見ることで、推理を補強できます。空気の出入りのための、外壁フードがあったり、ガラリがあったりしますから。

北海道だと、ガラリの防風板によって、外気取り入れ排気か、区別がつく場合もあります。

部屋の中の空気の流れをイメージしてみて、こういう流れが適切だよな、とか、これじゃ効果がうすいじゃん、と突っ込んでみたりします。


ちょっと、手をかざしてみて、吹出し風を実感してみたり。


(「上を向いて、歩こう。(3)」につづく)
posted by けろ at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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