2006年07月07日

何の変哲もない、二酸化炭素。(5)

(「何の変哲もない、二酸化炭素。(4)」からの続き)

こんな建物が、省エネ的になります。

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[断熱を強化した建物]

同じ建物なら、断熱材を厚くしたほうが、省エネ的になります。
建物の内部が、屋外の影響を受けにくくなるからです。


[形状を配慮した建物]

同じ形状の建物なら、東西に長い建物のほうが、南北に長い建物よりも省エネ的です。東面・西面は、日射の影響を南面より強く受けるので、午前中もしくは夕方、冷房エネルギーが多く必要となってしまいます。

同じ床面積の建物なら、外気に接する表面積がなるべく小さな建物が省エネ的です。ピロティや中庭などがなく、半球形に近い(おわんを伏せたような)建物が、一番冷暖房エネルギー消費が少なくてすみます。

半地下にすると、同じ容積でも外気に接する面積が減りますから、効果があります。大阪ドームや札幌ドームなどがありますね。


[素材を配慮した建物]

同じ形状の建物なら、ガラスを多用した建物よりも、ガラスの少ない建物のほうが、省エネ的です。壁よりもガラスのほうが、熱を良く通しますから、ガラス面を多くすると、冷暖房をその分、強化しなくてはなりません。ガラスで囲まれた部分は要するに「温室」ですから、夏は特に大変です。


[室配置を考慮した建物]

建物の中でエネルギー条件の悪い部分には倉庫などを配置して、冷暖房にかかるエネルギーを少なくする手法もあります。


[地域特性を考慮した建物]

その土地の気候風土に適した計画をすることで、省エネ的になります。太陽高度、晴天率、風向、風速、気温、湿度、日較差、年較差、地温などその土地ごとの自然条件をうまく取り込むことによって、エネルギーの使用量を抑えることができます。

そりゃそうですよね。北海道と沖縄では、違って当然です。


これらは皆、意匠設計者のお仕事です。


ほかに、「こんな建物は省エネ的!」と思い当たるものは、ありますか?

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(「何の変哲もない、二酸化炭素。(6)」に続く)


posted by けろ at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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