設備屋は、防水については、あまり詳しくありません。
設備屋は、外壁タイルについては、あまり良くわかりません。
設備屋は、限界耐力については、計算できません。
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でも、設備関連のことでしたら、意匠設計や構造設計をされている方たちよりは、多分詳しいと思います。
建物の光熱水費をどうやったら減らせるか、少しは相談に乗ることができると思います。
室内空気質の改善について、具体的な提案と、積算ができると思います。
もちろん、意匠設計をされている方で、設備にも造詣が深い方はいらっしゃいます。ですから、診断を受けようとするときには、何を見てもらえるのか、その人は何が専門なのか、何が得意なのか、いろいろ聞いてみたらいいと思います。
「何でも大丈夫ですよ。おまかせ下さい。」
そういう方がいると、一番いいのですけど。建物規模が大きくなると、なかなかそうもいかなくなってきます。
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手術を受けるなら、お医者さんにも聞きますよね。
「いままで何例くらいの術例がありますか?」
「成功率はどのくらいですか?」
「どんなリスクがありますか?」
って。
「わたしは皮膚疾患が専門でして。」というお医者さんに、心臓手術をしてもらいたいとは思いませんよね。その方がいくら世界的な皮膚疾患の権威だったとしても。
(医師免許保持者ですから、資格としてはOKですけれども。)
うちの子が心臓手術を受けたときは、執刀する先生は、そりゃもう具体的にいろいろ説明して下さいましたよ。術後も、説明のスケッチとともに、詳細な状況を書いて渡して下さいました。
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設備に関する「建物診断」について、イメージが湧いてきましたか?
(「建物診断。」おわり)