−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
人間に「健康診断」があるように、建物の状態を良く知るために「建物診断」というものも行われます。
今、この建物はどんな状態なんだろう。
どこが傷んできているのか、どこが健康な状態で保たれているのか。
ある程度把握しておくことは大切ですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
建物には、人間とは違う側面もあります。
人間の場合、適切に管理すれば、「健康」な状態は保たれます。もちろん、年とともに体が衰え、老い、いずれ死を迎えるわけですが、年相応の「健康さ」を維持することが可能です。
しかし建物は基本的に「劣化」していくのみです。適切な管理によってこの劣化の進行を遅くすることはできますが、「劣化しない」ようにすることはできません。
そして、劣化状態の解消などのために、ある程度定期的に補修を繰り返していかなくてはなりません。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
では、どんなところを「診断」したらよいのでしょうか?
(「建物診断。(2)」に続く)