2006年06月26日

いい湯〜。(3)

(「いい湯〜。(2)」からの続き)

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 「って、どのくらい貯めておけばいいんだろう。」

 この見極めは、とても難しいのです。

 少なすぎると、湯が足りなくなるし、

 多すぎると、貯めておいた湯を使い切らず、営業時間外に冷ましてしまうことになり、もったいないし。回転が悪いということは衛生上もあまり良くありませんし。(だいたい、40℃なんていう温度は「培養液」みたいなもんで、微生物の一番快適な温度です。)


 まあ、この辺が「設備設計」の悩みどころでもあり、面白いところでもあります。

 そして、湯をつくる「ボイラー」や、貯めておく「貯湯槽」を置く場所の面積を盛り込まなくてはならない「意匠設計」の悩みどころでもあるのです。


多量の湯が必要な場合、

でっかい熱源で湯をつくれば、「瞬間湯沸器」として使える。この場合、貯めなくて良い。

|(この間で、ふさわしい大きさの熱源、ふさわしい大きさの貯湯槽を選びます。)

ちいさい熱源で湯をちびちびつくれば、「貯湯槽」に貯めて使うことになる。

ということになります。

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 温水プールは?
 スーパー銭湯は?
 ホテルの厨房は?
 デイサービスセンターは?
 バスの洗車場は?
 
湯をたくさん使いそうなところって、たくさんありますね。

建物ごとに、それぞれ要求条件と制約条件が違います。
使う人の体力や健康状態によっては、レジオネラ菌などの対策も重要になります。

どんな方法で湯をつくって、どこにどのくらい貯めておいて、どこでどのくらい使うか。


そんなことを考えてみるのも、面白いですよ。


(「いい湯〜。」おわり)
posted by けろ at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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