建築設計者に知ってほしい
建築設備計画配慮事項
建築技術9月号の特集記事。
山本廣資さんが監修された記事です。
昨年も設備計画の勘所について記事をまとめておられました。
しかしながら、建築の専門雑誌に(入門書ではなくて)、このような特集がたびたび載るとは。
建築設備が設計者の意識の外にあることを如実に表しているのではないでしょうか。
往々にして,設計打合せのはずが実際には設備のレクチャーとなってしまうことは多い。それも当該プロジェクトに特有のことではなく,ある意味では設備に関する常識的または共通のことに関し,理解してもらうのに苦労しているとのことである。「何故,梁下スペースが必要なのか?」「どうしてこんなところにシャフトがあるのか」等々,本来,建築設計者にとっても基本的な常識レベルのところを理解してもらうための努力は,設備技術者を疲れさせる。(P.95)
専門雑誌に、このような基礎的事項が載らなくてもすむような時代は来るのでしょうか。
2010年09月08日
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建築設備に関するけろさんの貴重な意見は、建築設備フォーラムで見せていただいております。
このブログのことはしばらく気がつきませんでした。
今回図らずも、自分の名前を見つけました。
取り上げていただいてありがとうございます。
しかも、特集の趣旨もキチンと理解いただいて・・・・。
まあ、設備屋なら常々考えていることでしょうが。
今年も続きの特集を執筆中です。
鋭いテーマがたくさんあるブログですね。
大変興味があります。
書き込みたいこともありますが、過去のものでもいいですか?
そのときは、「マサカのおじさん」とでも名乗りましょう。
マサカ、ご本人がご登場になるとは、驚きとともに大変ありがたく感謝いたします。ご著書は何冊か購入し読ませていただいております。大変勉強になっております。ありがとうございます。
該当号は、建築設計事務所の方にも勧め、バックナンバーで取り寄せてもらったりしております。続きの特集も、必ずや有意義であろうと楽しみにしております。
このブログ、始めた頃ほど構っておらず申し訳ないですが、ご訪問は大歓迎です。過去記事でも何でも、ご指摘事項がございましたら書きこんでいただけたら有難く存じます。あまり詳細を吟味せず書いている部分も少なからずありまして、お目汚しにしかならないかも知れませんが……。
今後、どうぞお見知りおきを。