ホームセンターなんかに、最近売っているのですけどね。
見た目は、でっかいFF温風暖房機。
いえ、実際もでっかいFF温風暖房機です。
燃料が灯油やガスではなくて「ペレット」だというだけで。
この製品のメーカーは金子農機。
http://www.kanekokk.co.jp/kanekokk/guide/guideFrame-1.htm
ペレット使用量は、1時間に約1kgとのこと。
ほら、外壁側に、ちゃんと給排気トップがついています。
意匠屋さんには嫌われそうな目立ち方ですけど。
(「ペレットストーブ」おわり)
これからの課題は、ペレットの安定供給と燃焼安定性でしょう。(燃焼安定性に関しては国産のものでは樹皮ペレットでも安定燃焼できるものがあるようです)
御紹介されているメーカーは樹皮ペレットにも対応しているようなので、外国製のものより安心ですね。
「バイオマス」は、廃物利用程度に小規模に行う分には化石燃料も使用抑制できますし「エコ」を謳っても差し支えない気がします。
けれども安定供給の旗印のもとに大量生産・大量消費を始めてしまうと、もはやエコでも何でもなくなってしまいそうです。原料調達、運搬、加工、流通の各過程で化石燃料を消費してしまいますから。
何だかんだ言って化石燃料はエネルギー密度が高いために中東から運搬してきてもなおエネルギー的に採算が取れるわけで。
当地の公営住宅には一昔前までは各戸に「石炭庫」がありましたが、はてさて「ペレット庫」が出来る日がくるものでしょうか。