蓋を、眺める。
浜松市の旧市章に「下水道」の文字を入れた
数多く見られる蓋である。
蓋の地のデザインは
もっともっと一般的な古いものもある。
これには「合流」の記載がある。
先ほどのものには無いけれど、
書いてないものはわからん。
公設桝なのだろうか。
旧市章が大きく載っていて
中央に「下木」。
に見えるけど、当然「下水」だよね。
「げぼく」にしか、見えないんだけれども。
ま、ワタクシは業界の中では「下僕」的立場には
違いないわな。
「雨水浸透井」と書かれた、
小口径の蓋。
浜松市の旧市章の中央上にちっちゃい点があるのには
ちゃんと意味があるのだ。
遠州灘の波を表す縁辺は
白抜きの「公木」の文字を形作っているのだから。
「公」と「木」を合わせて「松」になるのだ。
「公」の字の「ム」の部分を区切る要素として
「・」が入っている。
……と、説明されている。
がしかし、
明治44年制定の市章は
平成17年に 新しいものに更新 されている。
それ以降に設けられた蓋類には
新市章があしらわれている。
仕切弁の楷書体が戦国っぽい感じ?
地下式消火栓の蓋には
微妙に色が残っているが
だいぶ剥がれ落ちている(もしくは汚れて見えなくなっている)
感じがする。
四角いのは、CCB用の蓋だろうか。
なんとなく、札幌ドームのロゴ っぽい感じも
するかな。
(「浜松市の蓋たち」おわり)