2023年11月23日

壁這う管

ちょっと、いろいろあった。
ま、世の中、いろいろなのだ。



さて。



外壁を這う、配管たち。


231123.JPG


勾配の要るもの、要らないもの。

まっすぐつながるもの、邪魔を避けるもの。

色を外装に合わせてみたり、みなかったり。

最初からついていたり、後付けだったり。



いろんな歴史を背負って
建物は建っている。


その歴史について、
誰も関心も興味も無かったとしても
そこに「在る」のは確かなのだ。



そして万象は諸行無常。


やがて、朽ち、崩折れ、無くなっていく。



長いようで、過ぎてしまうと短い
建物の在りようである。



いわんや、ヒトをや。



短い一生を終える者。

天寿を全うする者。

自らの意思で終焉を迎える者。

他者の悪意によって強制終了させられる者。



生ける者とて、

身体に病有りて闘病しつつ生気に溢るる者。

身体壮健なれども悩み多き者。



ま、いろいろ、なのだ。
(「壁這う管」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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