2023年11月04日

側面

建物の側面に並ぶ、
もろもろ。


23110401.JPG


外壁色に合わせて塗られているのは
何かの盤。



それ以外は、製品色のシルバー、あるいはアルミ色。



高さを合わせたり、間隔を揃えたりすることもなく
点々と並んでいる。


ただ、そこに出てきたからつけている。



外装材の目地もなんのその。

そんなこと、知ったこっちゃねぇ。



それで何か違和感があるかというと
別にそんなことはない。


「言われてみれば、揃ってないかも」


せいぜい、そんなものだ。



「でもさ、せっかくタテ目地があるんだから
 それに合わせたってバチは当たらないよね」


そういう考え方があっても良いし、


「そこに余分な労力と時間をかけるくらいなら
 気にしないでちゃっちゃと造ってよ」


というのも、否定されるものでもない。



設計者、あるいは施工者、もしくは監理者の
好みだったり拘りだったりコスト管理だったり
そういった要素が、結果として残っているに過ぎないのだ。



見る者としても、
これは好きだとか嫌いだとか
勝手な感想を述べるまでのこと。



ただの落書きも、

巨匠の手によれば、作品。

素人のものならば、
ただの落書き。

愛娘の作であれば、
かけがえのない宝物。



そんなものなのだ、世の中。
(「側面」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする