昭和40年代か、50年代か、そのくらい?
わからんけど。
そんなビルにも、エアコンは設置されているようだ。
もちろん、当初からあったわけではなくて
後付けであろうことは想像に難くない。
後付けだからして、
室内から外壁を貫通して出てきた冷媒管やらドレン管やら
そのまんま、外壁を這っている。
屋上に置くしかなかったのだろう室外機に向けて
微妙にうねうねと伸びていく、冷媒管やケーブル。
ビル外壁の劣化具合に紛れて
それほど目立たないんじゃないかな。
部分的に、窓外に据えられた室外機に行く冷媒管は
窓ガラスを貫通させてあるようだ。
かと思うと、上の階の室外機は屋上にあるようで。
外壁から突出する電線管類は、
かつて電線地中化をする前に引込線が導入されていた場所かな。
建物は結構長い期間にわたって使用されるのであるが
そこに取り付く建築設備は時代とともに変わっていくし、
10年20年先にどのようになるかは、
想像しづいらいものであったりする。
後で必要になったら、
都度、何とかして取り付けるしかなかったりする。
「とにかく、つけた」感のある「せつび」が
なんとも愛おしかったりするのだ。
見た目の良し悪しはともかくとして、ね。
(「とにかくつけた」おわり)