地中埋設だった配管類が地面から生えだして
建物の中に入っていく、その場所に。
地中梁を貫通させて、
中から入れるわけには、いかなかったのかな。
それとも、躯体は躯体で造ってしまってから
設備工事は後から入ったのかな。
そんな施工中の経緯は、わからないのだ。
プルボックスに防水コンセントがついていたり、
そこから取られているであろう、
凍結防止ヒーターっぽいケーブルだったり、
なかなか興味深い造りである。
この屋根、
たぶん、上の方から、建物の屋根の方から、
雪の塊が落ちてくるゆえの
防護用なんだろう。
重たい雪(というか、氷塊)が落ちてきたら
配管やプルボックスなんて
やられてしまうだろうからね。
庇だったら建屋から1m以内のものなら
建築面積に不算入なのだけれども、
こうやって柱(構造的には、やっぱり柱だよねぇ)を設けた屋根だと
本来的には、というか建築基準法的には、
建築面積に入ってしまわないの?
それとも、「付帯設備」だから、セーフなの?
(そんな規定、ある?)
建築工事と設備工事の隙間には、
こんな感じの事柄がチラホラあったりする。
建築確認申請上は、どうなっているのかなぁ。
(「配管防護屋根」おわり)