壁面をスリムダクトが這い、
プルボックスから電線管も伸びる。
それなりの容量の室外機たちである。
高さ50cmくらいだろうか、
室外機は皆、架台の上に載せられている。
積雪を考慮したものなのであろう。
が、一方で
オプション部品としての防雪フードは設けられていない。
高架下だから、それほど吹き付けないだろうという目算なのか
費用的にやめておいたのか
職員が都度除雪するからねということなのか
その理由は計り知れない。
とにかく、ここに室外機たちが並んでいる。
室内機が設けられている室が並ぶ
メインエントランスとは反対側、
普段ならば誰も気に留めない
視界に入らない場所である。
道路沿いではあるのだけれど
室内と、これら室外機とを関連付けて意識する人が
一体どのくらいいらっしゃるものか。
(「並ぶ室外機」おわり)