2023年08月11日

常滑市のマンホール蓋

愛知県常滑市

「とこなめ」とは、なかなか読めないかもしれない。


いかにも焼きものの街という感じの 市章 をもつ。

焼きものっぽくって、なおかつ「常」の字を示していて。


マンホールの中央にも
堂々と配されていている。


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市章を取り巻くのは、サザンカなのであろう、たぶん。



小口径桝の蓋は、当然コンパクト。

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水道メーターの蓋は……
通りがかりにあったものは、汎用品であった。


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地下式消火栓の蓋には、
ちゃんと市章がついているのに、ね。


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共同溝の角蓋にも、しっかり。


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大きめの蓋にだって、


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ちゃんと、分割された1枚1枚に
市章が記されている。


なかなかのものである。


なんて偉そうなコメントを入れられるような立場ではない。

ただ、観て、楽しむだけの
通りすがりの、なんちゃって設備屋なのである。
(「常滑市のマンホール蓋」おわり)
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2023年08月10日

設備と管理 2023年9月号

設備と管理 2023年9月号の発売日。


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鼻の穴を探したんです。

えっ? ちょっとお下品?



そんなこたぁありません。
(「設備と管理 2023年9月号」おわり)
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2023年08月09日

室外機が並んでる

1000室を超える、大量の客室を有するホテル。


その廊下の窓から、ちょいと見えたもの。


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わお。


吹き抜け部分に、各室用のエアコン室外機が
並んでいるんだね!


中央式にしちゃうと、
機械がトラブったときに全室に影響が出かねないから
ルームエアコンで完全個別式にした、
ということなんだろう。

その室だけ運用停止すれば
他の室には影響が出なくて済むという算段。


ま、一つの考え方なのだ。

カラオケボックスとかと、一緒なのだ。



各階に、キャットウォークががっつり作ってあって
いつでもどこでも作業ができるようになっている。

ある意味、徹底しているのである。



消火栓箱が写っているのは、ご愛嬌。
廊下のガラス窓越しなので
映り込んでしまった。



そんなに広くはない吹き抜け空間に造られた
密やかな、裏動線。


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防犯上の対策は、
しっかりあるんだろうな、きっと。



それにしても、
感動的な設備メンテナンス空間なのであった。



ホテルチェーンの建物だから、
過去のいろんな事例から、
こういうモノが必要だという認識があるのだろう。


何の予備知識も経験もなく新築するなら
こんなところにはたぶんカネをかけないだろうと思うから。

そもそも、こういう発想が出てこないと思うから。



結局ね、建物も突き詰めていくと
「設備のメンテナンス」という部分に
目を向けざるを得なくなるのだと
小さな声で主張してみようかな。
(「室外機が並んでる」おわり)
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2023年08月08日

掘ってみなけりゃわからない

道路部の掘削をしていると
予期せぬことばかりが起こる。


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玉石ゴロゴロ。


聞いてないよ。

と言っても、仕方がない。
誰も、知らないんだ。



ここでこれが出たとしても
それを後の別の施工者に伝達する手段は無い。



舗装厚も、なんか場所によって微妙に違ったりするんだけど
設備引込工事の立場としては如何ともし難い。



おまけにさ、


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なんか、知らん配管出てきた。

なんやコレ?

曲がっとるしぃ。



触らぬ何とかに、で、
イジらずにそおっとしておくしか、ない。



遠く宇宙のことも謎は多いけれども
深い地面の中や海中なども
宇宙スケールと比べると極小距離ではあるけれども
謎が多いという。


ちょろっと掘っただけでも
いろんな謎が隠れているのである。



似たような、いや、似てないけれども、

「図面、いつまでに出来る?」


ある程度想定はするんだけれどもね、
やっぱり、描いてみなけりゃわからんのですわ。

っていうのが、正直な気持ち。
(「掘ってみなけりゃわからない」おわり)
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2023年08月07日

駅舎の改修中

カテゴリ、建築なのか土木なのか迷うけれども
一応、建築にしておこうか。

鉄道施設は「建築物」ではないので少々複雑である。


電車待ちをしているホームの向こう側では
絶賛改修工事中であった。


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ここに写っている部分は
やっぱり建築な気がする。



入隅部に張り付く4本の排水管が粋である。

上の方で微妙に振りつつ、うまいこと揃えてある。


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通路っぽい部分は、構造物に該当するのかな。

線路上空を横断しているし。


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柱の耐震補強も行われているようだ。


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せん断耐力を高めて
また外側を拘束することによって
座屈を防止しようということなんだろう。


RB工法 ってやつ?



阪神淡路震災以降、各所の補強が開始されて
東日本震災以降に更に加速させているはずなのだけれども
まだまだ、追いついていない部分も多いんだろうな。



確実視されている、関東直下型大地震には間に合うといいんだけど。
(「駅舎の改修中」おわり)
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2023年08月06日

道場へどうじょ

タイトルからして下手ですんまへん。



でもさ、「道場」って言われてもさ
「乱取り」なんて、出来ないわけよ。


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よほどの大食いならともかく、
フツーの人ならば
せいぜい2杯も食したら
もう腹いっぱいでしょ?


ってか、1杯で十分だよね?



たくさんたくさん店が出てるから

「どこにしようかな」

ウロウロ、ウロウロ、迷ってる人が
結構いる。



しょうがないよね。



しょっちゅう来るとこならさ、

「今日はここ、次に来たときはあっち、
 そのまた次は……」

順繰りに制覇を目指したっていいんだけどね。



ま、それでも
たとい1杯だけだったとしても
それはそれで、良いよね!
(「道場へどうじょ」おわり)
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2023年08月05日

真鶴町のマンホール蓋とか

神奈川県 真鶴町


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まなづるまち と読む。

「町」の字を「ちょう」と読むか「まち」と読むか、
そこここで異なるので調べてみるしかない。
文字を見るだけじゃ、判別できないのだ。


東海道線の駅があるから、
田舎田舎のローカル線と異なり
結構な本数の電車が停車する。

1日数本しか運行していない路線も数ある中で
1時間に3本(多い時間帯は4本)の停車があって
朝は4時台から、夜は23時台まであるって
すごく恵まれていると言えよう。



相模湾に突き出す真鶴半島の部分は
かなり高低差がある。


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そのため、坂が多い。

すごく、多い。



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というか、平地ってあるんか?
ってくらいである。



もちろん住宅の床は水平なんだろうけれども
敷地自体は水平じゃないところばかり目についた。


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県道739号真鶴半島公園線は、
真鶴駅前から発して半島の北海岸沿いを走り、
ぐるっと回って尾根を戻ってくる。
大江戸線のような環状の構成になっている。

結構狭いし、路側帯がほぼ無い場所も多い。

もう、広げようがないのだ。



空き地に、止水栓と水道メーターと水栓がひとつ。


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散水か何かに使うため?

これでも、毎月の基本料金がかかるよね?



とにかく坂なので、インフラは大変だと思うのだ。

路面にも、そこかしこに止水栓筐の蓋が点在している。


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蓋には、真鶴町の町章


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昭和25年制定にしては、
洗練されたデザインなのではないかと思うのだけれど
デザインセンス皆無のワタクシの感想はほぼ無意味。



少し大きめの、制水弁筐の蓋。


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これには町章が無くて、水道の「水」の文字だけである。



配水管接続の、埋設消火栓の蓋も
そこかしこに見られる。


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丸形だったり、角形だったり。


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下水のマンホール蓋は
ガッツリ鶴である。


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鶴と波と、なぶん「ハマユウ」。
ハマユウは、クスノキ、イソヒヨドリとともに
町のシンボルとして制定されている。



宅地内桝から、小口径の公設桝へと
接続されているだろう箇所。


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とにかく、坂が多い地だから
排水管も、ドロップに次ぐドロップ。


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勾配を設けるんじゃなくって、
落とすのである。

車だって、斜面に駐車されるのだ。



至る所階段だらけで
しかもその下には下水道管が埋まっているようだ。


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高いところから低い所へと流す公共下水にとって
厳しい条件下にあることは確かなようだ。



上水道の配水管だって、排泥やら空気抜きやら
上下関係が面倒くさそうだ。



道路沿いに、あったもの。


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車庫、にしては入り口が小さいし、高さも無い。



配管が飛び出しているところを見ると
LPGボンベ庫なんだろう。


坂を上がった住宅脇にボンベを並べると
交換が難儀であるからして
道路沿いに設けたボンベから
配管で持っていくこととしてあるようだ。


もっとも、道が狭いから
交換のためにトラックを停めていると
他の交通の支障になることは避けられそうにない。



ちょいと故あって訪れることとなった真鶴であるけれど
短い滞在時間でも、なかなか見どころ満載なのであった。


訪れたことのない街は、
まだまだたくさん残っている。


ってか、行ったことのある場所のほうが、
遥かに少ないのだ。


人間の一生の間に、どのくらいの街に行けるものかな。

まして世界に目を向ければ、
人生ヒマだとか退屈だとか
言ってる場合じゃないと思うんだな。



もっとも、「先立つもの」がある程度確保されてこそだし
疫病やら戦争やら天災やら、
移動の阻害要因も近年多いから、
せめて可能な限り、近場からでも制覇してみたいものである。


それに、一度行ったところであったとしても
季節や時間帯や天候によってその表情は異なるし
数年経つと様相が変わったりするから
何度でも楽しめるんだよねぇ。



5万年くらい生きないと、時間が足らんね。
(「真鶴町のマンホール蓋とか」おわり)
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2023年08月04日

殿のトイレ

お武家然とした、公衆トイレ。


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バリアフリーじゃ、ない。

ま、仕方ないだろう。
別途、設けるしかなかろう。



男性、女性の表示ではなくて
「殿」「姫」である。


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殿と姫とは、少々立場が異なるような気もするが
あんまり突っ込むところじゃないんだろう。

が、近年はジェンダー関連がなかなか難しい。
今後、どうなることやら。



手洗い場は、このとおり。


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石鹸ボトルが置いてあるのは
コロナ禍を経た措置であろうか。



内部の便器は木製で……なんてことはなくって
現代の陶器であり、洗浄便座も当たり前についている。


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武家っぽいのは、飽くまで外観だけ。

だって、使うとき、大変じゃん?
「洋風便器」とか「洗浄便座」なんて
無かったわけだし。

もちろん水洗じゃないし。

そんなん、利用者が困る。



小便器も、個別センサーの自動洗浄。


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傘掛け金具まで設けてある。


ライニング、内壁、汚垂石ほか、
現代仕様である。



そう。



ここは、一般向けのトイレなのだ。

外観の雰囲気は大事だけれども
利用者の利便性はもっと大事なのだ。


武家仕様にこだわるあまりに
ほんとうに武家の時代の「設備」にしてしまうと
現代人には利用しづらいのである。



これが、昔の建物の復元とかいう話になると
より難しい議論になる。


構造耐力のほか、冷暖房であったりトイレであったり
バリアフリー対応(エレベーターとか)であったり、
考えどころが多すぎる。

「正解」なんて、無いのだ。
そして、時代とともに移り変わる。


そんなものなのだ。



少し坂を下っていくと、
給水管と排水管とが顔を出していた。


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公共水道とか公共下水道っていうのも
現代のインフラだし。



外観デザインだけでも
訪れた人に何らかの訴求を図ることができるから
これはこれで、良いんじゃないかな。


「ただの見た目だけじゃん。嘘っぱち」


そういう意見もあるかもしれないし、


「この見た目の実現のために
 余計にどれだけのカネをかけたのさ」


なんていう批判も、あるかもしれない。



すべての人にとって「すばらしい」「問題ない」
なんていうモノを作り出すのは
極めて難しいと言わざるを得ないのだ。
(「殿のトイレ」おわり)
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2023年08月03日

ダクトがニョロっと

道路に面したビルの外壁なんだけれども
こっそりと、いや、割合大胆に?
ダクトが伸びている。


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ホントの入り口付近の正面じゃないから
ま、あまり気にされないだろうということなんだろう。


鳩が留まるのを防止するためのトゲトゲがあるのは、
通用口があるからなんだろうね。



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ビルの上の方は、こんなダクトの存在なんて感じさせない
スッキリした表情を見せている。


左側部分、ガラスの間にあるスペースは
換気用のガラリなのか、
単なるデザインなのか、
どうなんでしょ?


右の方が外壁材であるからして、
デザインなのかなぁ。
(「ダクトがニョロっと」おわり)
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2023年08月02日

きょうのトイレ

きょうのトイレ監察、じゃなくってただの観察。

他のブースにも利用者が居ないから、
観察して撮っておく。


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ま、一般的なトイレブースなんだけれども
全く同じトイレというものはそうそう無くて
こまごまビミョーに違うから、イイんだ。



センサー式ではない、自動フラッシュバルブ。


洗浄弁配管から分岐してウォシュレットにも給水されているから
この建物では雑用水は使っていないのだ。


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ウォシュレット用のコンセントのアース線が
接地端子に接続されている。ちゃんと。


たまに、アース線がぷらんぷらんと遊んでいるところも、
無いわけじゃない。



プラグ用の線や、給水用のチューブなんかが
こうやってまとめられているところが多いけれど
だらしなく垂れ下がっている場所も、ある。



側面も、見てみよう。


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手すり、紙巻器、リモコンその他の並びは
ほんと、千差万別だ。


決まってるようで、決まってない。

目安はあるけれど、たいてい施工段階で思惑が外れる。



壁パネルの目地なんか、
設計段階では設備側に情報が無いことも多いし
施工段階で変更されることも多いから
現地で「それなりに」合わせることになる。



腰掛けるとちょうど足が置かれるくらいの場所に
床上掃除口がついている。


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ワタクシは、これ、嫌い。

踏まないところに取り付ければいいのに、と
いつも思う。

けど、意外に、ぴったり踏む部分についているんだよね。

なんで?



ベビーチェアも、
何とか設置位置が確保されている。


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施設の用途にもよるけれど
不特定多数の利用者が想定されるところでは
有るに越したことはない。



トイレブースって、
小さな空間なのだけれど、
いろんな要素が詰まっていて
いろんな取り合い、せめぎ合いの跡があったりして
これはこれで興味深い場所なのである。
(「きょうのトイレ」おわり)
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2023年08月01日

転倒防止に

通路に置かれた、エアコンの床置形室内機。


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こんな透明パネルで覆われている通路だからして、
温室みたいなもんだ。

そこを冷やそうってったって、
なかなか厳しいよね。

そう思いつつも、エアコンの恩恵を受けて
外界よりもよほど涼しい通路をゆく。



床置形の本体下部には架台が設けられていて
ボルトナットでガッチリと留められている。


とともに、転倒防止の一環として
上部はワイヤーで留めてあるのが、わかるだろうか。



もうちょっと近寄ってみないと、
見づらいだろう。


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上部鉄骨から、ワイヤーを張ってある。


本体にどう繋げられているものかは、
他のお客さんも通る中では
じろじろ見るわけにもいかなかった。

ま、仕方ない。



冷媒管とドレン管とは
ラッキング内に収められている。


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普段は誰にも見てもらえないだろうけれど、
ギョーカイ人としては、見ておかないとね!


見たからどうにかなるとか言うわけじゃ
ないんだけどね。
(「転倒防止に」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする