2023年08月31日

ギリギリ足りてるのか

道端に、ときどき見かける水槽たち。


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FRPのパネルタンクが、
物陰にひっそりと建っている。



たいてい、表通りではなくて
横や裏の、少し細い道に面している。


裏動線、サービス動線、
そういった、お客さんの目にあまり触れない場所。


それでも、道に面している以上、
通行人から見ることはできる。



隣に建つのは、立体駐車場であろうか。


水槽との離隔距離が60cm以上あるかどうか?

この写真から見る限り、微妙?
足りてそうにない気もする。

飽くまで、見た感じ。
実際には測ってみないとね。



また別の建物脇には、
ステンレスのパネルタンク。


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50cm幅のパネル寸法を考慮すると、
隣の建物との離れは、
なんとなく足りてそうだね。


非常階段側も、
ギリギリ? 大丈夫な気がする。



それにしても、スペースがキツかったんだろうね、
平べったくて、背が高い水槽である。



太い塩ビ管のエルボの制約上
配管がタンクから離れてしまうのを嫌ってか
オーバーフロー管が上部で45度振ってある。

支持の都合もあるだろうし。



非常階段から、簡単にタンクに乗り移れる状態は
便利なのか、無用心なのか。


ま、そうは言っても日本だからさ、
それほど酷いことにはならないよね。



今のところは。
(「ギリギリ足りてるのか」おわり)
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2023年08月30日

目隠しか保護か

間口の狭い店先だから、
室外機はここに置くしか選択肢が無かった。


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そういうことなんだろう。



ただ置いてあるだけではなくて
ご丁寧に、木枠で囲ってしまってある。


配送のモノやらお客さんやら
ぶつかって危ないから
保護のためにガッチリ固めたのか。



それとも、室外機なんてみっともないものを
少しでも視線から隠したかったんだい、
という意識があったものか。



まあ、前面の排気ファン部分だけは開口されているから
冷暖房機能上は、まあ、支障は少ないことだろう。


メンテとか修理とかが必要になったら
釘を引っこ抜いてバラせば、まあ、対応は可能だわな。

あるいは、上にすっぽり抜ける構造になっているのかな。



「保護」なら、まあ、わらかないでもない。

が、頑丈すぎやしないかな。



「目隠し」なら、どうだろう?

却って、目立たせてしまっていないかな?



ほんとうは

「ほら、カワイイ室外機だよ。見て! 見て!」

目立たせるためのディスプレイだったのだ!!



なんてことは、無いよねぇ。
(「目隠しか保護か」おわり)
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2023年08月29日

互い違いに

道路脇に屹立する、換気塔。


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三角のシルエットが、凛々しい。


上端につくガラリが、互い違いの向きについているのがわかる。



給気と排気とで、ショートサーキットを少しでも防ごうと
このように配置したものか。


それとも、全部給気または排気なのだけれども
デザインとしてこのようにしたものか。



車道脇にあるのだから、
理想的には排気筒なんだろう。


給気は、できれば交通量の多い車道から離したいし、
もう少し高い位置のほうがいいだろう。



ああでも、理想は理想として
現実的に、ここに給気を設けるしか無かったのかもしれない。
車道に面しているから、少しでも高い位置で、と
これだけの高さまで立ち上げたのかもしれない。


実際のところは、
わからないものだ。



あそこに手をかざして
空気の流通を感知してみるしかなかろう。

あるいは紙飛行機でも飛ばせばわかるかも知れないけれど
まあ、周囲に迷惑だろうしね。



いずれにしても、コレがあるということは
下部に地下空間があって
換気のための必要があるということだ。


ビルの地階なのか、
道路下の地下通路なのか、
はたまた駐車場なのか、
そのへんも、見ただけじゃわからない。



植栽枠と同じレンガ風仕上げだから
地下通路か、道路下の地下駐車場かな。

知らんけど。



なお、この類は、大雨が吹き込んでも、
ちゃんと水が抜けるようになっているはずである。


じゃないと、えらいこっちゃ。
(「互い違いに」おわり)
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2023年08月28日

隣に建っていたんだろう

とあるビルの外壁に
例のごとく、いろいろ取り憑いている。

いや、取り付いている。


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ガス瞬間湯沸器が2台と、換気フードやダクト、室外機、
それらに接続される、給水管ガス管冷媒管電線管その他。



この類のモノたちは、通常あまり「見せる」ものではないので
ひっそりこっそりと設置される。


いや、これらも、そのように設置されていたはずなのである。



しか〜し。


たぶん、隣に建っていたビルが取り壊されて
駐車場になってしまったがゆえに
丸見えになってしまったんじゃなかろうか。


「いつまでも、あると思うな、親と金」


そんな人生訓があるけれども


「いつまでも、あると思うな、隣のビル」(字余り)



隣に建っていたからこそ、
換気効率を上げたくて、なのか
少しでも表通りの方向に向けて、なのか
ダクトをわざわざ伸ばして、曲げて設置してあった。


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少なくとも、隣が在った間には、
これが必要だったことであろう。


そして、今や無用の長物と成り果てた、というわけか。


ま、それほどの「長物」でもないか。



都市の中心部には、こんな様態がそこかしこに見られるものだ。

そんな「名残」を探し歩くのも、一興。
(「隣に建っていたんだろう」おわり)
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2023年08月27日

いくつ見つけられるかな

街中で、ふと見上げる。

すると、たいていそこには建物があって、
いろんな「せつび」たちが姿を見せている。



見せているんだけれども
誰も、大して気に留めない。


でもね、そこを敢えて気に留めちゃうのである。



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この中に、いくつ「せつび」関連のモノを
見つけられるだろうか。



そして、それぞれの「せつび」が
どんなふうに繋がっていて、
どんなふうに働いているのか
想像できるだろうか。



もちろん、表面に表れている「せつび」は
「せつび」システムの中のごく一部であって
全貌を目にすることはできない。

だからして、不明点も多々ある。



それだからこそ、「謎解き」の要素がたくさんあって
楽しめる要素が多いのではないだろうか。



クロスワードだとか、ナンプレだとか、詰将棋だとか、
そんな感覚で、
パズルを楽しむように、
現実の建物を楽しむことができるんじゃないだろうか。



そんなこんなで、続けているブログなのです。
(「いくつ見つけられるかな」おわり)
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2023年08月26日

ひょこっと

1階外壁の下部から、
配管がひょこっと覗く。


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「フンは持ち帰ろう!」


っていう看板を置いてあるけれども
こんなふうに配管が出ていると
犬が小便を引っ掛けるに丁度良さそうだということで
被害に遭いそうな気もする。



地中を通すのではなくて
敢えてこの部分だけ露出にしたのは、
なぜ?



きっと、何らかの理由があるはずなんだ。



「何となく」


っていうのも、
理由の一つと言えるかもしれないけど。



「犬のための衛生器具」

これだけは、違う。
(「ひょこっと」おわり)
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2023年08月25日

きょうのトイレ

他にお客さんは、居ないね。


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手洗いスペース。

洗面器(手洗器)が小さめだけれど
鏡はしっかり大きい。

イマドキ、これで良いのかもしれない。

床点検口、開けづらいのかな。
紐が結びつけてあった。



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手洗い脇には、傘掛けと、散水栓。

汚したり吐いたりする人が多いのん?



小便器は、壁掛け半埋込タイプ。

カルミック付きである。


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天井からおろしてきている給水管を
カバーしているんだろう、隅の角柱。

あえて茶色の化粧板にしてある。

壁に合わせたタイル仕上げとか白色とかじゃなくって。



大便器ブースも、同様であった。

ブースの隅っこに
給水管柱とでも呼んだらよいか、
パイプシャフト的な角柱。


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センサー用のケーブルも
一緒に入っていることだろう。


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樹脂製の、あるいは樹脂コーティングの
L型手すりと
予備ロール3個収納型の紙巻器。


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給水管柱(仮名)の側面につく
銀色の丸いプレートは、何?

点検口的な?

それとも、ダメ穴?


給水管柱(仮名)は、天井へと続いている。


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排水管は、当然のことながら床下配管となるのだけれど
給水管は床下から立ち上げてくるか天井から立ち下げてくるか
まあ、どちらも可能ではある。



衛生器具を新しくして、
給水管だけ改修する場合なんかには
下スラブから上スラブまでの間だけで、
すなわち、この階のトイレの閉鎖だけで済ませられるように
給水を天井回しにすることは有り得る。


衛生器具の位置を変えたりするのなら
どうせ床下の排水管もいじらなくちゃならないから
すなわち、下階も閉鎖しなくちゃならないから
給水も床下回しでやるのだろうけれど。



このトイレの換気は、
ブースごとに吸込口を設けているみたい。


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吸込口は、
トイレ全体で1箇所だけ設けていることもあるし、
ブースのまとまりごとに2〜3箇所としていることもあるし
ブースごとに別々に設ける場合もある。

ダクト工事費に影響するから
施設のグレードに応じて、
すなわち工事予算に応じて、
選んでいくことになる。



吸込口を正方形にするか長方形にするか、
長方形なら長い辺をどの向きに配置するか。


ま、好き好き、あるいはテキトー。


あんまり、そこまでこだわる人も
多くなかろう。
(「きょうのトイレ」おわり)
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2023年08月24日

街中のせつびたち

街をゆくと、
いろいろなものが目に留まる。


人通りが少ないようなら、
気になったモノは撮っておこう。


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クルマ……には、あんまり興味無いんだ。


その向こうにある、受水槽。

離隔距離、足りてる?
なんか、足りてないように見えるんだけどね。


元々、ここに受水槽を置くつもりで
外壁を凹ませたのか、

外壁の凹みがあったから、
そこにはめ込むサイズで受水槽を作ったのか。



後から追加したんなら、
離隔が足りて無くても
チェックのしようがなかったかも。



集合住宅っぽいから、
増圧ポンプユニットでもいいような。

でも、この地の水道事業者が
認めていないかもしれないな。



左奥のセルフードの脇から、
冷媒管らしきものがへにょへにょ伸びていたり
右奥の室外機が斜めに傾いていたり
じっくり見たら楽しいんだけれど
あんまり不審者然とするのも憚られる。



レンガ色に合わせて……あるわけじゃない
可哀想な室外機。


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なんか、悲しい気分になる。

ケーブル類も、むき出し。

生きてるの? キミ?



外壁を這う、排水管。


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外部でトラップ組んでるよね?

なかなかわかりやすいし、
改修もやりやすいだろうね。

見た目はともかく。



給水管給湯管ガス管も湯沸器も
みんな露出だ。

設備を下手に隠そうとしないで
全部表に出してしまうのも
一つのあり方かもね。



坂道の途中で。


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ぼろぼろの、冷媒管。

斜め斜めの煙突?

灯油タンクの給油は、坂の上のレベルからできるように
給油管を接続してあるが。

フレキなんかも設けてあるが。

満タンになったことは、
把握できるのかな?

タンク上部の付属油面計を遠目に睨みながら
頑張る?

それとも、給油口近くに遠隔指示計がある?

いろんな配管が、お互いのことは知ったこっちゃないと
外壁面に好き勝手についている感じ。



ちょっと、ボケちゃったけど
建物と建物の隙間に並ぶ、もろもろ。


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水道メーターは、露出だ。

8年ごとの交換作業は
いたって簡単だね。



こういう状態を見ると
建築「付帯」設備だなぁっていう気がする。


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建物の「オマケ」に
あとから取り付けたような配管たち。

劣化状況も把握しやすいし
改修もやりやすいし
決して悪いことじゃないと思うんだ。


外壁に取り付けられた配管支持材が
ことごとくサビているのは気になるけどね

ステンにするとかドブ漬けにするとか
取り替えたいところだけど。



あっちこっちキョロキョロとしていると
不審だし、
目的地に着くのに時間が掛かるし、
あんまりよろしくないんだけれども。

でもさ、楽しいよね。
(「街中のせつびたち」おわり)
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2023年08月23日

アーケード街の室外機

商店や飲食店が並ぶ、アーケード街。


上を見上げると、
2階部分にエアコンの室外機が据えてあった。


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窓の外に据えるために
鋼材を上下に渡してある。


そして何より、この色である。



標準のアイボリー系ではなくて
この色の製品を選択したのであれば、
素晴らしいなと思う。


こういう心遣いは、欲しいよね。



ただ、もしもこの色に塗ったんだったとしたら
製品の性能だとか、メーカー保証だとか
そんな部分で難点があるかもしれない。

それは、あまりおすすめしない。



メーカー仕様でも、何色か選択できる色があったりするが
それほどバリエーションは多くないだろう。


カタログ等に、わかりやすく、

「この部分は好きに塗って大丈夫ですよ。
 塗料は○○系の△△という製品を推奨」

「この部分には塗装しないでください」

そんな図示があっても良い気がするんだ。


そしたら、かなり、満足度(特に意匠屋さん)が
上がるんじゃないかと思うのだ。


メーカーさん! よろしく!!
(「アーケード街の室外機」おわり)
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2023年08月22日

湯河原駅

JR湯河原駅前は、
今風の、木材を多用した仕上げになっている。


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そして、駅正面には「手湯」があって
温泉町に到着したことがすぐに体感できる造りとなっている。


手湯の上部は屋根で覆われているが、
ここも木材を強調した造りである。


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もっとも、構造材としては何の力にもなっていないが。



側方には、陶板レリーフ。


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これ、人の拳?



町村合併60周年を記念して
当時の小中学生に参加してもらったようだ。


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このたぐいの記念行事って
希望者を募る場合もあるし、
寄付した人に参加してもらうのもあるが、
学校単位ってことは、全員参加?


小中学校で良い思い出を作れた子にとっては
とても良い記念になるだろう。

ただ、そうではなかった子にとっては
一生涯駅前に苦い記憶が残ることになるかもしれない。

なかなか、難しいところだ。



時代柄、喫煙者はどんどん追いやられていく。


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ま、ワタクシは吸わないんで問題ないのだが、
それでも、
命の危険を承知の上で愛煙家をやっている人たちにとっては
肩身の狭さを助長する場所なのかもしれない。



このあたりは、箱根ジオパーク を構成しているらしい。


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伊豆半島が、はるばる太平洋から移動してきて本州島に激突し
潜り込み、火山活動を活性化させた、
そんな場所としての「ジオパーク」なのだという。



「さがみの小京都」に認定された、と記載されている。


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全国京都会議のマップ には、湯河原町の記載が無いのだけれども
まさか、脱退しちゃった?


Wikipedia を見る限り、
そのようである。

2011年4月から、小京都のキャッチフレーズを使わなくなった、と。


ま、いろいろあったんだろうね。

そもそも、京都を持ち出さなくても、
湯河原としての魅力が溢れているのだから
そっちを推していこうよ。

そういうことなんじゃないかな。



駅のホーム。


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自販機用の電力量計は
上から吊ってある。

振れ止めもしっかり取ってある。



東海道線のグリーン車、
なんか、ひさびさに見た気がする。


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走り去っている姿は
まあまあ見るんだけどね。

停まっている様子は、意外に見かけていなかった。


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駅からの風景には、
それほど風情があるわけじゃない。


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でも、高置水槽が見えるから、冷却塔も乗っかってるから
それでいいんだ。


だって、設備屋だもの。



湯河原美術館だって。


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行ってみたかったけどね、
そこまでゆとりはなかったなぁ。



ホームの山側は
坂道である。


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植物に侵食されかけているようだけれども
決してそんなことはないのだ。



箱根や伊豆を含めて、
東京都心からほど近くに多くの温泉地がある。


近距離なら近距離の、
遠隔地なら遠隔地ならではの、
特色があり、集客戦略があり、
将来構想があるんだろう。



全国津々浦々、
いろんな風情があって麗しいものだ。
(「湯河原駅」おわり)
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2023年08月21日

小田原市のマンホール蓋

小田原市


何度か行っているけれども、
ふたたび。



やはり、市章の入ったマンホール蓋がそこかしこに。


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ただ、地の模様が亀甲ではなく鱗文だ。



だいぶ古そうなコンクリート蓋の中央には
市章の中に「下水」の文字が記されていた。


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酒匂(さかわ)の渡し」のデザイン蓋もあった。


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これのカラー版はマンホールカードにもなっているのだが
すでに在庫切れとなっているようだ。



小口径の桝蓋には、市の魚であるメダカが描かれている。


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日射や交通の関係上、上下逆にしか撮影できなかった。



小田原市では、いろんな蓋を 紹介 している。

ここまでやってくれている自治体は
少ないんじゃないかな。

ありがたいな。嬉しいな。



道路脇の集水桝の蓋には
マツが描かれていて、
しかもカラーである。


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なんとなく、城下町の雰囲気を出している
気がする。



地下雨水流出抑制施設の蓋には
ご丁寧に名称が記されている。


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だから、ちゃんとわかるのだ。
小田原市、やるなぁ。



踊り子号リニューアル車両のカラー蓋もあった。


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鉄道開業150年(2022年)を記念しているのだ。

これも、マンホールカード になっている。

絶賛配布中である。
が、配布時間には注意が必要だ。
朝イチで行っても、もらえないのだ。



「北条五代を大河ドラマに」蓋も
小田原城の方向案内として設けられている。


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鎌倉殿の13人」が制作されたので、
実現したと捉えて良いのかな。

「五代」全員じゃないから、
まだまだ、なのかな。



小田原鉄道歴史研究会 の蓋なんかもあって
ほんと、力が入っているなぁ。


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地下式消火栓の蓋は
例のごとく赤と黄(オレンジ)の配色。


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防火水槽の蓋は、オレンジのみ。
だけれども、だいぶ剥がれてしまっている。


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ま、めったに使うものじゃないし。
でも、だからこそ目立たせておく必要性もあるわけで
ま、そのうち塗装されることでしょう。



駅からそんなに広い範囲歩いていないのだけれど
いろいろあって楽しい小田原市なのである。
(「小田原市のマンホール蓋」おわり)
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2023年08月20日

県営名古屋空港

かつて、名古屋駅と並んで中京地区の玄関口であった
名古屋空港。

中部国際空港が開港してからは
県営名古屋空港 として利用されている。



旅客や貨物で賑わう大きな空港と比べると
小ぢんまり感は否めないけれども
未だ現役で稼働している空港である。



「ボーディングブリッジ」などというものはなく、
タラップ車によって乗降する。


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バリアフリーじゃないので、敬遠されがちな環境である。



上階には 展望デッキ があって
発着する航空機を眺めることができる。

といっても、それほど多くはないのだが
時間帯によっては 集結する 場合もあるから
時刻表を調べておくとよい。


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外壁といい、階段や手すりといい、
昭和の香りたっぷりのデッキである。



屋上を這う配管、電線管、ケーブルの類は
後から後から追加あるいは更新されていったものだろう。


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元々、何があったんだろう。
水場、あるいは噴水でもあったのだろうか、
そんな名残も見られるが、
現在は立ち入りできない。


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柵で仕切られていて、
行けそうで行けない。


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屋根の上には、室外機やアンテナが並ぶ。


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結構引っ込んでいるので、
デッキからは上半身しか見えない。



そうだよねぇ。


古いなら古いなりに、
見て楽しめるよねぇ。



人間は……



はて、どうでしょ?
(「県営名古屋空港」おわり)
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2023年08月19日

北広島市役所

北海道の自治体で、
今までほとんど知られていなかったのに
野球ファンの中で認知度が格段に向上したところと言えば

北広島市

ではないだろうか。



言わずと知れた、プロ野球の新球場がオープンしたからである。

紹介や宣伝や報告を含めて、
たくさんのメディア露出が、あるいはSNS等への投稿があったゆえに
目にした方も少なくないことであろう。



北海道日本ハムファイターズが、本拠地を 札幌ドーム から移転して
自前で ボールパーク を創るんだと発表してから

「ホントかよ?」

「採算取れるの?」

「遠すぎて、誰も行かんやろ」

「アクセス最悪」

「延長戦の後、どやって帰るの?」

さまざまな好き勝手な言説が飛び交っていた。



移転・建設に至る経緯については 書籍 に記されていて
まあ、書けなかったことも多々あろうけれども
様子を窺い知ることが出来る。



2023年8月1日現在で 195万9千人 を超える人口をもつ札幌市から、
同7月末現在で 5万7千人余 の北広島市へと移転するのであるからして、
いろんな懸念があるのは当然のことで。


球団として、企業として、勝算があって進めたことだろうし、
受け入れ側も、インフラ整備を含めた公共投資を覚悟し予算措置した上で
決めたことだろうし。


まだまだ、始まったばかり。

今後どうなるかは、外野としては、見守るしかなかろう。



札幌市から恵庭市まで、エルフィンロード という
サイクリングロードが伸びているわけなのだが
JR北広島駅から球場まで、ここを歩いて 約19分 と記されている。
が、誰も居ない道をスイスイ歩くならともかく、
数千人がぞろぞろ歩くのであれば30分ほどかかってもおかしくない、
そんな動線の途中の脇に、
見目新しい、北広島市役所が建っている。


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道内各地から、また本州各地からやってくる人たちの視線を意識してか
外壁に「F VILLAGE 北で広がる夢がある。」との文字が掛かっている。



北広島市役所 の文字は、正面から日射を受けると
影でダブって見える。


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この建物の「せつび」は……


中に入ったり、周囲をぐるりと巡ってみたりしなくちゃ
わからないよね。


それでも、換気用のガラリがそれなりに配置されていることは
わかる。



近くには、別の民間の建物があって
その脇にあるモノたちのほうが
興味深くはあった。


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それぞれに、お年を召していらっしゃる、
せつびの数々。


新しいものだけが、素晴らしいんじゃないね。


年を経たなら経たなりに、
味が出てくるってことも、あるのだ。



人間をや。


と言いたいところだけれども、
さて、どうかね。



ますます錆びついて、硬くなって、
箸にも棒にも掛からなくなって……

そうはなりたくないなぁと思いつつ。
(「北広島市役所」おわり)
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2023年08月18日

洗面カウンターの下

ちょいと薄暗い洗面スペースだけれど
せっかくカウンター下が開放になっているのだから
観察しておく。

他に人も居ないし。


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他に利用者が居る場合には
決して撮ったりしませんよ?


通報されてもイヤだしね。



アンダーカウンター式の楕円形洗面器に
グースネック形のスパウトを有する自動水栓。


カウンター上に手指洗浄用の液体(泡状)石鹸が置かれるようになったのは
コロナの影響であろう。



カウンターの下を、見る。


23081802.JPG


ニコイチで電温。

洗面器2台に対して、1台の電気温水器ということである。


昔の電気温水器は、
本体周囲の配管接続が矢鱈と複雑であったけれども
だんだん簡素化されてきている。

ありがたいことだ。


筐体の中に必要なモノを一体化するようになった。



洗面器排水の途中に
排水接続用の部材を挟み込むのも
たいそう簡便になった。



水回り下に設置するのだから
アースは必須だ。

接地極付プラグなんだよね?

めんどくさいから接地端子には繋いでない、
なんてことではないよね?


他人事ながら、余計なことが気になったりする。



カウンター奥側には構造梁があるんだろうなぁ。

そんなことも邪推しつつ、
この場を後にするのであった。
(「洗面カウンターの下」おわり)
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2023年08月17日

3Dスキャンを待望

ファンとダクトが乱舞する機械室。


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いや、別に、踊ってるわけじゃないけれども
機械室内に所狭しと並んでいて
各自が各系統の送風排風をすべく
忠実に稼働している、そんな場所。


太っといダクトが入り乱れ
あるものは立ち上がり、あるものは横引きされ
文字通り縦横無尽にダクティングされているのである。


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機械室壁は防火区画になっているから
壁際には防火ダンパーが設けられている。


もちろん、壁貫通部分は耐火じゃなくちゃならないから
貫通部のダクトは厚い鉄板(1.6mm)で施工されている、
はずだ。



ダクトだって、このくらい太いものになると
それなりに重たい。

あるものは天井から吊られ、
あるものは床からの鋼材により支持され
とにかくその形状を重力に逆らって保っている。


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流通する空気の状態に応じて、
あるいは外壁からの遠近によって
保温されていたりされていなかったり、
それぞれの必要に応じた施工がされている。


23081704.JPG


系統によってはダクトの材質が異なっていたり
ファンが天吊になっていたり
ファン接続部では角丸変形したうえで
たわみ継手が設けられていて
ダクトの要所要所にもファン本体にも
振れ止めが設けられている。


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合間合間にレースウェイに取り付けられた照明器具があって
機械室内といえども適度な照度が確保されている。


ダクトには風量測定口も設けてあって
実際に通過している空気量を測定して
ダンパー開度を調節したり検証したりできるように
なっている。


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太いダクトを吊るための鋼材と
ダクト部材どうしを接続するための共板フランジとがあって
位置関係もさまざまである。


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室内ダクトの位置や高さと
貫通先のダクトの位置や高さとを合わせるために
微妙に振り回していたりする。


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躯体の形状に応じて、
ファンの位置や、メンテナンス動線を考慮したうえで
ダクトは振り回される。


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上部に吊られるものだけではなくて
床上を這うダクトだって存在する。


23081710.JPG


いろんな系統が集中する部分になると
ファンの納まりだって厳しい。


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それぞれに電源を送るための配線も
当然のことながら付随する。



微妙な位置調整が伴うと
X−Y方向のみならず
微妙な斜め方向の変形も生じる。


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嗚呼!



こんな既存のダクトたちを
どのように把握すれば良いの?


「完成図」なるものはあるのだけれども
こんなこまごました諸々は表現されていないのだよ。

しかも、2次元で表現しているから
縦の重なりをわざとずらして描いたりするしかないのだよ。



斯くして、
「既存図」「撤去図」「改修図」はそれなりに描いて
あとは現場で合わせてね、っていう図面にしか
ならないのである。


「いや、それは困るから、
 ガッツリ調査して、完璧な既存図を起こして
 その上で撤去・改修を検討してね」


発注者の言わんとすることは、わかるんだけどね、
そう簡単な話じゃないんだよねぇ。


何日も通って測って図に落として
そんな調査が認められるなら、
そんだけの設計委託費が出ているなら、
不可能とは言わないけどね。


いや、実際、いくら時間と手間を掛けたとしても
なかなか「完璧に」表現することなんて、できない。



「設備改修工事設計図のテキトーさは
 何も、手抜きってわけじゃあ、ないのさ」


画描き屋は、そううそぶくしかない。



「現場に苦労を丸投げしやがって。とんでもない奴らだ」


施工を担当する方々は、
怒りと諦念をもって改めて現場に立ち向かうしかない。



カメラを持って、機械室内をくまなく歩き回って
陰になる部分も、自撮り棒的なものの先に取り付けたカメラで探って

そんでもって、すべてのデータをAIで解析して
すべての設備要素の3次元的な位置と、
形状とか材質とか系統とか保温材の有無や種類とか
フランジ位置、支持金物にいたるまで
もちろん盤やら電線管やら収納ケーブルやら
ありとあらゆるものの3次元データが構成される。


何なら、1箇所に据えた機械から
いろんな波長の電磁波や音波その他によって
一瞬でスキャンできたら
なお簡単だ。



そんな機械が、解析アプリケーションが、
安価に出回るようになるのは、一体いつになることか。



製図板と鉛筆とT定規で
ちまちまと手描き図を描いていた時代に比べると
遥かにマシになっている現代だけれども
もっともっと、便利になって欲しいなぁって
切に思うのである。


委託者にとっても、
設計受託者にとっても、
施工者にとっても、
こんな3Dデータが容易に作成されるようになれば
圧倒的に楽になるはずなのだから。



「じゃ、人間は要らなくなるね!」


そこまで到達することは、可能なんだろうか。


3Dデータを生成する過程をAIにどう学習させるのか。

出来上がったデータが妥当であることを、
人間の目で見て判断する必要もあるんじゃないか。

属人性の高い、
それでいて「データ」として蓄積されていない、
古い設備から現代の設備に至るまでの知識の数々を
どうやってAIに学習させるのかという問題も残る。



改修計画だって、施工計画だって、
「集合知」化するには
なかなかハードルが高そうな気がする。



何にしても、
早いとこ「かんたん既存設備3Dスキャンシステム」が
出来上がらないかなぁと待望する
今日このごろ。
(「3Dスキャンを待望」おわり)
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2023年08月16日

テキトーでごめん

天井点検口を開けて、
中を覗きますよっと。


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きれいにベントした電線管に
ボンディングがしっかりと取り付けられていたりして
最近は見ないよなぁとちょっくら感動しながらも
今回の目的は排水管である。



改修計画にあたって
管種とか保温材とか確認しておきたいのさ。



カッターナイフでざくざくと切り欠いて
ガシッと剥がしてみる。


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ま、施工年代からしてそのはずではあるんだけれども
想定通りの鋳鉄管とグラスウール保温材なのであった。



どうせ何ヶ月後かに撤去更新しちゃうんだからって
このまんま放っておいても構わないという人もいるかもしれないけど
何となく気持ちが悪いよね。

だから、一応、何らかの手を加えておこうかな。


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布テープでぐるぐる巻にして、留めておくね。



テキトーで、ごめん。

下手くそで、ごめん。


一応、アルミガラス粘着テープも持っていったんだけれど
切った線に沿ってテープを貼ろうとしても
古い保温外装だし、粘着がいまいち効かんのよ。


全周ぐるぐる巻にして留めるしか
なかったんよ。


で、布テープの出番となってしまったわけ。

一応、その辺の材料は持って行ったから。



配管屋さんや保温屋さんが見たら大笑いされそう
もしくは激怒されそうだけれど、ごめんなさい。

不器用な「餅を画に描く」だけの人間が
無理くり手を出してしまったが故の不出来さなのです。

もうちょっとしたら、全部撤去されてしまう運命なので
いましばらくご辛抱くださいませ。


短い間だけれども
結露水ヒタヒタというのを避けたいだけの
間に合わせですので。
(「テキトーでごめん」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月15日

湯河原町のマンホール蓋

湯河原町 を、ちょいとブラついた。


そんなに時間があったわけじゃないけれども
少し寄ってみたかったのだ。



「ゆがわらまち」と読む。
「ゆがわらちょう」じゃあない。


まち と ちょう。

読み方の判別は、とっても難しい。



マンホール蓋の中央に配されている町章は 
「ゆ」の図案化 であろうことが容易にわかる。


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もちろん、鋳鉄蓋にもバッチリ鋳出されている。


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少し歩くと、見た目丸いのに丸くない、
四角いようでいて、実は三角な
不思議なマンホール蓋を見かけた。


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この丸の大きさの蓋にしたら
重たすぎるから分割した。

っていうなら、丸い親子蓋で良いような気もするが。


町章が袈裟斬りされているようで
イヤだという人は居なかったんだろうか。


だからなのかどうだか、
町章が無い蓋もあった。


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そして、化粧マンホール蓋。


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なんだけど、周囲はアスファルト舗装なのだ。
「化粧」の意味、ある?


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ねえ?



樹木桝がみかん箱である当地。


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本来、こういう歩道に設けるマンホールに
上のような化粧蓋を使うんじゃないかな。


ゆえあって、移設してきたんだろうか。



あいにくの天候で、
ピントがいまいちだけれども
水道の制水弁蓋には町章はない。
○に水のマークだけだ。


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量水器桝も同様……だけれども
割れちゃってるね。


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プラスチックだからね、
あんまり重たい車に踏まれると
割れちゃうのも仕方がない。


設置場所を間違えたね。



そして、湯処の一つである町であるからして
温泉インフラも存在しているようだ。


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○に温と書いてあるけれど、
温水じゃなくって温泉だよね?


排気弁と排泥弁とが並んであるのは
山でも谷でもなく平坦な場所だから
なのだろうか。



引き込みも賑やかになる。


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水と温泉と排水。



温泉のメーターも「量水器」呼びで
いいんだね。


23081512.JPG


量湯器とか量温泉器とかいう造語も不自然だしね。



雨水桝に転がし配管を直接ぶち込んである。


23081513.JPG


蓋は大胆に切り欠いてある。

ま、建物脇の部分だから
目立たないし、構わないよね。



あんまり長い時間は過ごせなかったけれど
ちょいと街を歩いてみるのも楽しいものだ。


その土地土地の、
何らかの面白さが潜んでいるのだから。


せっかく湯河原に行ったのに、
温泉に浸かることもなく撤収してしまったのは
とっても名残惜しいのだけれども。
(「湯河原町のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月14日

ビルに貼りつくもの

電車待ちに、周辺を見上げると
たいていいろんなモノが目に留まる。


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水や空気や電気や電波のあれこれ、である。


快活クラブの案内塗装がある外壁面だけ
ダクトを塗ってあるのもおもしろい。

せっかく足場を組んだんだから、
塗っとこうよ、っていうわけだね。



他の壁面は、まあいいや。

ダクト塗装のためだけに足場を組むのは
あまりに高コストだから。



それにつけても、
あの高置水槽を清掃するのは
とても、とても怖そうだ。


キュービクル点検も、
平気じゃ済まないな。
(「ビルに貼りつくもの」おわり)
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2023年08月13日

日本海に沈む陽

北海道北部の日本海側。


ひたすら、海岸沿いに走る、オロロンライン



新千歳空港から北海道入りして、
「ちょいとひとっ走り」なんていう距離ではない、
そんな道路。


波が穏やかで晴れていれば
たいそうのどかな、海岸線である。


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途中、初山別村(しょさんべつむら)のマンホール蓋は
天文台である。


23081302.JPG



夕方にこの道路を走ると
夕陽が映える。


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晴れていれば。



時間的余裕があるならば
ぼけ〜っと眺めているのも
乙というものだ。


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落日を眺めていると
地球の自転が意外に速いということに気がつくかもしれない。


地球一周約40,000kmを24時間で自転するのだから
時速にすると、1,667km/h。

28km/分。

463m/秒。


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ゆったりと観ていたつもりが
なにやら気忙しくなってきたような。



あんまり、換算値を考えないほうがいいかな。



でもね、こうやって一日一日が過ぎていくのだ。


一年一年が過ぎていくのだ。


平均寿命が80歳を超えているとはいうけれども
じつはそんなに長い時間というわけじゃ
ないのかもしれない。


年齢を重ねるほど、
5年、10年なんて、あっという間と
感じられてくるんじゃないかな。
(「日本海に沈む陽」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月12日

暑いから涼やかな

あんまりにも猛暑が、いや酷暑が続いているから
ちょっと涼やかな?


23081201.JPG


北国では、冬になるとそこかしこに現れるもの。


雪解け以降は、どこかに仕舞われていて
また晩秋になるとどこからともなく湧いて出る。


いや、勝手に出てくるわけなくって
ちゃんと保管管理されているわけだ。



シーズン初めに各所に配して
シーズン終わりに回収して。


適宜、メンテして。修理して。壊れてたら更新して。



中に詰める、滑り止めの砂袋も用意して。



人知れず、誰の気にも留まることなく
けれども大事な働きをしている人たちが
世の中には多く存在している。


社会は、目立つ人たちばかりによって
成り立っているわけではないのである。



「すべり止め? 縁起悪いから撤去せよ」


そんな無粋なことを言う受験生は
居ないのである。
(「暑いから涼やかな」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする