いろんなところにいろんな効果を狙って
設置される。
ただ単に明るさをもたらすためだけではなく
明るさはもちろんのことではあるけれど
その空間の雰囲気・イメージを形成するために
非常に重要な要素となっている。
木造吹き抜けの空間に、
大きな器具が吊ってあった。
壁際の間接照明、局所照明、
天窓からの直射日光とともに
この空間を程よく盛り上げている。
この部分は吹き抜けになっていて
上方はかなり高い。
かなりの長さで吊られている状態なのである。
ところで、この4個の器具には
振れ止めが設けられているのだろうか。
見る限り、4個の器具付近を互いに結ぶ線材が
あるだけのようである。
斜材による振れ止めが見当たらない。
最初は、旗を掛けてあるものがそうかとも思ったのだけれど
どうやら照明器具とは独立しているようだ。
日本全国どこであっても
それなりの地震動は危惧されるものである。
いざという時、さて、大丈夫かな。
(「長〜い吊り照明」おわり)