2023年05月31日

設備だ

鋼管煙突。



立派な煙突だ。


23053101.JPG


「配管」と言えなくは無いけれど
これだけの太さのものを
「配管工」が手掛けるのは少々無理がある。



建築基準法第二条(用語の定義)第三項には

建築設備
 建築物に設ける電気、ガス、給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突、昇降機若しくは避雷針をいう。


と定義されているから、
法的には「建築設備」であることに間違いない。


けれど、じゃあ、設備工事でやるかというと、
管工事業者さんがやるかとなると、
実態は少々異なることが多い。



新築なら、「建築工事」に含まれることが多いのではないだろうか。

既存の建物で、設備改修の都合上後から鋼管煙突を建てるような場合に限って
「機械設備工事」などに含まれることとなろうか。

その場合でも、配管屋さんの手によるものではなくて
製缶屋さんとか鉄工所とか、そういう方々によって
据えられることと思うのだ。



姉歯事件を契機に建築士には定期講習が義務付けられて
一級と設備一級とで、3年に2回は受講する義務が生じているゆえに
ときどきあらたまって法規の解説を受ける機会がある。

社会情勢はどんどん変わっていくし、
それに伴って法律も徐々に変化していくわけだから
定期的にアップデートするのは必要であろう。

「義務」じゃないと、日頃のもろもろに追いやられて
どうしてもしっかりと意識を向けることが難しくなるから。



ただね、建築基準法は、昭和25年の法律なのだ。
改正に改正を重ね、第何条の何の何、などと
次から次へと条文を追加(ものによって、削除)していって、
かな〜り複雑化している。


今までの経緯があるし、
運用の難点もあるから、
なかなか「抜本的な改正」は難しいのかもしれないけれども
用語の定義もそろそろゼロベースで見直していっても
いいんじゃないかと、無責任に思ってみたりもする。


基準法→施行令→施行規則という流れもあるし
それらに基づく各地方自治体の条例もあるし、
消防法、建築士法、その他関連法規との整合性もあるし、
ゼロベースでの議論はたぶんものすごく難しいんだと思うんだけれども
もう、それこそ第二次大戦の敗戦を契機に行われた
もろもろの抜本的改正に準ずるような
思い切った措置が各方面で必要な時代になってきているのではないかと
これまたものすごく勝手に安易に思ってみたりもする。



既得権益がものすごく強くって
これまた超難題であることは自明であるし
姉歯事件以来の士法改正によって逆向きに進んでしまっているけれども
「建築設備」に関する資格体系やその他のエンジニア資格について
やっぱり抜本的に改正してほしいなと思い続けている。



技術士法第二条(定義)第一項において、

「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。


なんて規定されているのだけれども
「他の法律において」という注釈があるように、
昭和25年に制定された建築士法に定められた「建築士」に関する事項は
まるっと抜けているのだ。

昭和58年制定の技術士法は、30年以上前に制定された建築士法によって
制約されている状態なのである。



アーキテクチャーとエンジニアが一体化した不思議な資格である建築士は
諸外国に該当するものが無いという。

なので、建築技術教育普及センターの英文説明 では「1st-class Kenchikushi」
なんて書いてあったりする。

Kenchikushi is licensed to provide services such as design and construction administration of buildings, and plays the dual role of an architect and a building engineer.


と、注釈をつけておかないと engineer 要素が含まれていることが伝わらないようなのである。



まあでも、数多の国民が犠牲となり焦土と化した敗戦などのような衝撃がないと
「抜本的」とはならないんだろうなぁ。

まあ、平和なのは良いことだし、ありがたいことなんだ。


理想とする方向に進まないからといって
暴力的手段に訴えようとするのは
イカンのだ。


日頃の実務を粛々と遂行しつつ、
制度や法体系の改善に向けてできることがあれば取り組んでいく。


そういう地道な歩みこそ、
平和で民主的な国家に相応しいと言えよう。


とは言え、いつの時代も
特権階級であったり既得権益を保持する権力層はあるものだ。
長いものに巻かれるだけじゃなくって
戦って(言論や実務上の実績で、ということだ)いくことも
やっぱり必要なんだと思うのだ。
(「設備だ」おわり)
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2023年05月30日

やっとこさ3000記事に

本日の記事で、3000記事になる。

2006年6月1日に 最初の記事 をアップしてから
明後日で丸17年だ。

途中、気まぐれに更新していたり
月1回とか週1回とかその時のノリで頻度が違ったり

2011年12月から2013年12月まで2年ちょっとは
なんか放置してしまっていたり、
でも2014年5月中旬から一念発起、
週1回は更新しようと思い立ち、
同11月から週2回に増やそうとしてみたり、
そして2016年5月中旬からは毎日更新を目指して
(たまに抜けたりしていたけれども)
以来、まあそれなりに続けてくることが出来ている。


毎日更新ならば3000日、10年弱で達する3000記事に
余計に時間を要してしまった。


それに「毎日」と言っても、
予約投稿だったり、前の日の日付で投稿したりしていて
ほんとうに毎日書き続けているわけでもない。

記事の分量だって、長々と書いている日もあるけれど
ほんの数行の日もそれなりにある。

ま、ゆる〜いブログなのである。



このブログを始めた動機、経緯などは
以下の記事をご参照いただきたい。


2014年8月2日

2016年5月3日

2017年5月18日

2020年8月31日(2000記事)


はじめのうちは、ですます調で書いていたのであるが
2017年7月8日 から、突如文体が変わっている。
なんかあったっけ?

でも翌日以降は文体がいろいろで。
近年は、もっぱら現在のような調子になっている。



ま、長い間には、いろいろあるということだ。



こうやってブログを続けていたところ、
株式会社オーム社発行の 設備と管理 編集部よりご連絡を頂戴し
2021年10月号 より『けろさんの設備探訪記』として
連載させていただく機会を得た。

ご縁とは、不思議なものである。



それなりに年数を経過しているのだけれども
始めた当初に存在していた いろいろな点 は
それほど改善されていないような気がするのは
少々残念なところ。



それはともかくとして、
まだまだ多くの楽しさ・興味深さの尽きない「せつび」を
これからも愛でていきたいと思うのです。
(「やっとこさ3000記事に」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月29日

裏側へちょいと失礼

お、見っけ。


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床置き立形の。



FF式温風暖房機も似たような形状だけれども
これは違う。


エアコンの室内機である。



ちょいと失礼して、裏側を拝見しますよっと。


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ふむふむ。


冷媒管が、壁を貫通していますなあ。


当然、どこか屋外に据えてある室外機へと
つながっているのである。



ええい、見づらい。

反対側の、広いところから見てみよう。



23052903.JPG


うう、ちょいとピントがボケていた。
しかたがない。



冷媒管と電源ケーブル・制御ケーブルが
テープでぐるぐる巻きにされているのがわかる。

「共巻き」なんて呼んだりする。



ドレン管は……

少々苦しい配管になっている。



ちゃんと排水されるのであれば、
まあ、問題はあるまい。

が、うん、なかなか、苦しいね。


でもまあ、他に策も無かったんだろうさ。



いよいよとなったら、これもアリかな、と
参考にしようっと。


(良い子はまねしないでね、と注釈は書いておかなきゃね)
(「裏側へちょいと失礼」おわり)
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2023年05月28日

建物裏の隙間

建物には、それぞれの表情がある。


特に、前面のファザードには
人の目を惹きつける要素が盛り込まれているのが普通だ。



けれども、「せつび」を見んと欲するならば
その裏側を覗いてみるのが必須となるのだ。



2棟の建物が並んでいる隙間部分。

おそらく、スタッフが利用する、裏動線ともなっているのであろう。


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突き当りは、通用口かと思ったら、
これは冷蔵庫の扉だね。
外部から直接庫内に搬入できる造りとなっているようだ。



そして、左右の外壁沿いに並ぶ、
「せつび」の数々。


右側棟の窓上に被さっている鉄板は、
単なる雨よけの庇か、
それとも建築金物細工による換気フードがわりのものか。



板張りの外部仕上げが、
勾配屋根からの落雪で傷んでいる様子も、わかる。

と同時に、雪から室外機を守るための屋根が
室外機架台に取り付けられている。


換気用のダクトは、特に色を塗るでもなく
銀色のままである。

人の目にあまり触れない部分だから
わざわざ塗ることもあるまい、と。



左棟の外壁に、先の途切れた配管が這う。


元々は、ここにLPGボンベでも置かれていたか。
そこからのガス管の名残か。

雪に埋まって困るから、
別の場所にボンベを移したか。


そこいらの実態はわからねども、
いろいろと想像が膨らむ。


よく見ると、
屋根の上にも、室外機か。



「建物の隙間」で画像検索すると、
結構いろいろと引っかかるものだ。


世の中、モノ好きが多いものだと、
自分のことは棚に上げて思う、今日このごろ。
(「建物裏の隙間」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月27日

炭鉱街の衰退

三笠市 の 博物館 に、炭鉱紹介コーナー があった。


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かつては産炭地として栄えた街である。

殖産興業の要として、
小樽港から鉄道まで敷いたくらいだ。

その産業遺産たる、炭鉱の様子が紹介されている。



真っ暗な坑道内を照らす、坑夫用ランプの充電器があった。


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火花が散ろうものなら爆発の危険性があるからして
防爆タイプであったのだろう。

地中深く、これだけが頼りなのは
さぞ心細かったことと思われる。

爆発、火災、落盤その他の事故により、
犠牲者はたびたび生じていたという。



明治初めに炭層が発見されてから、
90年後の昭和34年にピークを迎えた人口は
6万人を超えたという。


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が、石油へのエネルギー転換により炭鉱の閉山を迎え
人口の流出が進み、
2023年5月1日現在の市内人口は7,614人となっている。
ピーク時の12%である。



全国の産炭地が同様で、
人口が激減した自治体では、
各種行政サービスを縮小し、
人口規模・予算規模に合わせた市政へと転換を迫られる。


23052704.JPG



人間社会において、
経済は重要な要素である。


食い扶持があれば、人が集まるし
食いっぱぐれるようになれば、人は離れていく。


少なくとも、最低限の生活が成り立つだけの収入基盤がなければ
そこに住み続けることはできない。


地方の少子高齢化が、過疎化が、限界集落化が問題とされるけれど
経済、すなわち生活が成り立たないのだから、当然のことなのだ。

国全体としても、そうなのだ。



こんど発行される新一万円札 の肖像が渋沢栄一である。
明治期の日本を「食える国」にした功績は
やはり相当に大きなものなのであろう。



時代とともに、社会は変わり、産業構造は変遷し、
経済の牽引力も変化していく。


だから、人もそれに合わせて変わらなければならない面は
必ずある。



「昔は○○だったから」

とか、

「自分は△△のままで良いのだ」

とか、

頑として変化を拒絶するのは
どんなもんだろう。



主義主張とか、アイデンティティとか、
たとい死んでも変えたくないというものは
あって当然だろうけれども、
冷静に客観的に見ると、
じつは大した事のない事柄について
無駄に頑固であるだけだったりすることも
多いんじゃないだろうか。



そゆわけで、
「ケンチク」の人たちも、「せつび」を吸収しようよ。
いつまでの「建築付帯設備」として脇に追いやるのはやめようよ。
一体として機能しなくちゃ、成り立たないモノなんだからさ。


「せつび」の人たちも、それを包含する「ケンチク」全般について
目を向けようよ。
確かに、建築物の内臓であり頭脳であり神経であり、
重要な要素だという自負はその通りだと思うんだけど、
そこ「だけ」に固執し続けるのは、どうなのよ。


いつだって、どんな分野だって、
スペシャリティとゼネラリティとは
両方必要なんだから。



かつての花形産業の衰退を思い、
つれづれ。
(「炭鉱街の衰退」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月26日

鯨の止水栓

室蘭市内 の路上で。


小さな鉄蓋がそこかしこに。


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止水栓筐ということのようで。



室蘭市のマスコットである くじらん が描かれている。


23052602.JPG


MUR RAN

ではなくて、サッカーボールが「O」を示している。


下にある「TK」とは、なんぞや。


田中角栄、じゃないよね。

不凍バルブのことなのかなぁ。
(「鯨の止水栓」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月25日

屋上のボロボロ

屋上の転がされた電線管。


防水・ドブ漬けのプルボックスと
ステンレス製の金具はともかくとして、
電線管の接続部がボロボロでんがな。


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被覆が剥がれてしまったものか。


特にここだけ、ガッツリ錆びてしまっている。

あと何年もつかなぁ。


配管支持用のコンクリートも
だいぶボロけてきている。

バラバラと、散りつつある。



そもそも、屋上防水の仕上げも
だいぶ傷んできている感じ。



これくらい劣化してきていると、
屋上防水の更新に伴って
この電線管類も更新したらいいよね。


「もらい工事」ではあるんだけど
ちょうど潮時だよね。


バブル期に続々と建てられたあらゆる建物において
激しい劣化が進む設備機器の更新が待ったなしである。


が、実害が出るまでは
放置されているものが多いことだろう。


「先立つもの」が無ければ
仕方がないのだけれどね。
(「屋上のボロボロ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月24日

お高そうな器具

たま〜に、ほんとうにごくたまに、
ちょっと高級な衛生器具にお目にかかることも
無いわけではない。


普段は、お仕事上は主として予算の関係で、
生活上はそもそも縁が無いために
まずもって見かけることが少ないのだけれども。



まずは、便器。


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一番安っすい密結ロータンクじゃないやつ。

高級感漂うフォルムである。



洗面器用の水栓金具もまた、
なかなかにお洒落である。


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高そう。
一体これだけで、おいくら万円するのやら。



舶来モノですよん。


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フックは、ドイツ製?


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タオル用のハンガーも
結構なお品であるようだ。


23052405.JPG


タオルを取ると、


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普段採用することも使用することも無いけれど
気に留めておくのはいいんじゃないかな。



シャワー金具も、これまた高そう。


23052407.JPG


シャンプーボトルを乗せている棚だって
お安いものじゃなさそう。



たまには、こういうのを見てみるのもいいよね。


採用するのは、
ある程度慣れていないと厳しいかな。


なにせ、TOTOやLIXILやカクダイやミヤコのカタログしか
普段見ないもので。
(「お高そうな器具」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月23日

オトンルイ

アイヌ語で「浜にある道」という意味だという、
「オトンルイ」


全28基の風車が立ち並ぶ 発電所 である。


1基あたりの出力は750kW。


これだけ並ぶと、なかなかに壮観なのである。


23052301.JPG

ただ、系統連系先の変電所まで
送電線延長は17kmに及ぶというから、
発電所本体の費用以外にも結構な出費があったことだろう。



風況は、良さそう。

いやむしろ、強風すぎて稼働出来ない日も
あるくらいだろう。



得てして、風況の良いところは人里離れた場所であって
そこで発電した電力を消費地まで送電するためのロスが
結構なものになりそう。


また、田舎に行けば行くほど
そもそも送電網が貧弱なのである。


そして更に、
太陽光ほどではないとしても
風況の変化による発電量の変動が大きい。


リアルタイムで周波数調整を行わなければならない
送電事業者としては
厄介な代物であったりもする。


バックアップの水力発電所とタッグを組むのか
大規模蓄電装置を組み合わせるのか。


あるいは、水の電気分解でもして水素を作って
燃料として貯蔵・移送するか。



化石燃料や核燃料の保有するエネルギー密度と比べると
どうしても貧弱であるのは致し方ない。


ただそのぶん、「持続可能性」を持たせられる可能性が
より高いものと言えるのではなかろうか。


高レベル放射性廃棄物を10万年単位で保管しなきゃならなかったり
原理的に二酸化炭素排出が必須だったりするものに比べたら。


地域全体が壊滅的になるような事故も
起こりようがないし。
(「オトンルイ」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月22日

壁からニョキニョキ

空調空気の搬送は、
空間に応じて適切に配置されるのであるが、
時として思うような成果を得られないなんていうことも
あったりする。

そんな時には、どうしたらよいだろうか。



そんな問いに対する、一つの策なのだろうね。



とある、吹き抜け空間のこと。


23052201.JPG


よくあるように、
壁面ノズルから吹き出す。

そんな空間なのだが。



おそらく、ちょっと届きが悪かったのであろう。

こんなふうに、改造されていた。



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ノズルにぶっ刺したフレキダクトを延長して
空調空気を目的の空間へと誘っている。



壁から生えでた、チンアナゴのようだ。

まあ、ニシキアナゴでも構わんのだけれども。



針金で吊ってあるから、
折れ曲がってくることもない。


23052203.JPG



逆側から見てみても、
堂々としたものだ。


23052204.JPG



ところで、一番奥のノズルからは
もっと長々と伸ばされていて。


23052205.JPG


どうやら、廊下部分にも送りたくて
このように細工したらしい。


23052206.JPG


本格的にダクティングしたり
下がり天井を設けたりすると
やたらと費用がかかってしまうのだけれども
この程度でも目的を果たすことはできる。


あとは、見た目の問題だけだ。



施設のグレードや、
何が見せるべきメインであるか、
改修のための予算がどの程度確保できるか、
そのあたりを勘案した結果なのであろう。



これはこれで、『有り』だよね。

新築でコレだとちょっと問題なんだろうけど。



いや待てよ?



こんな新築も、面白いんじゃないかな!?
(「壁からニョキニョキ」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月21日

壁面にどう並べるか

スイッチ類って、
いろんな形態のものがある。


形も大きさも厚みも見た目も
ほんとうにいろいろあるものだ。


昔ながらのタンブラスイッチだけで済むような建物は
めっきり少なくなったのである。



液晶のリモコンも当たり前になって、
スマホの画面のようなコントローラーも増えてきて。



さあて、この並び
いかがでしょうか?


23052101.JPG


何をどの順番で並べるか。


何段何列で並べるか。


それぞれの高さをどうするのか。


内装仕上げとどう調和させるか。


悩ましいことは多い。


家具との位置関係も、なかなか難しい。


でも、この並びについて詳細に検討されたような設計図は
ほとんどあるまい。

施工図の段階で、
総合図として電気設備機械設備も含めた立面を起こし
位置を確定するのも
なかなか貴重な現場ではないか。


もう、その場の勢いで、
実際に手掛ける職人さん個人の感性で
並べることも多いのではないだろうか。



「正解」がある類の事柄ではないから
何をどうやっても、何かしらの文句は出そうだし。


すごくいろいろ考えて検討に検討を重ねて造っても
てきとうにエイヤって造っても
評価が変わらなかったりすると

「どーでもいいや」

となってしまうかも。



「おお、この並び、好きやわぁ」

「なんか、あって欲しいところにスイッチがあるんよ」


そんな感想を伝えることができたら
造ってくれた人も嬉しいんじゃないだろうか。



「いちいち、使いにくいんやで」

「なんか、感覚ずれるんや」

クレームはクレームで
「個人の感想ではあるけどね」
という注釈付きになるかもしれないけれど
何がどんなふうにズレてるのか伝えたら
今後の参考になるかもしれない。



これからもきっと
いろんなタイプのスイッチ類が増えてくる。

その度に、頭を悩ませる人たちが居るのだろう。
(「壁面にどう並べるか」おわり)
posted by けろ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月20日

ステンレスでもサビが出る?

海沿いの建物の外壁に。



上方の換気口、照明器具とともに
下方に並ぶ、給排気トップ。

ガード付きのやつであるが。


23052001.JPG


ビス周りとか、茶色くなってるよね。


錆びが出てきている?



海沿いの潮風が吹き付けるところとか、
塩素消毒の効いているプールとか浴場とか、
ステンレスの製品であっても
錆が出てくることはある。


ステン(錆)がレス(無い)という名前だとしても
確実に絶対にレス、なんていうことは
無かったりするのだ。



ステンレス材にも、いろんな種類があって、
耐腐食性能もさまざまであるからして
ホントのところは、特性をよく理解した上で
その設置場所、環境と照らし合わせて
材料を選択するのが良い、に決まっている。


けれど、じつのところ
そんなにじっくりと熟慮検討の上で採用するなんて言うことは
それほど多くはなかったりするのだ。


「錆びやすい? じゃ、ステンね」

「アルミでもいいんじゃね?」

「鋼材なら、ドブ漬けでいいじゃん」

「塗っときゃいいっしょ」



誰かが何か提案したら

「それでいいや」

気軽に決まったりもする。



ま、たいていの建物は
それほど気にするほどのことでもなかろうて。



ただ、そのあたりをすごく気にする必要がある建物であったら
(機能的にとか、意匠的にとか)
いろいろ考えたほうが良い場合だってあるのだ。


一品生産モノの建築物だと、
隅々まで行き届いた検討というのが
とても困難だったりするんだけど。
(「ステンレスでもサビが出る?」おわり)
posted by けろ at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月19日

床面の制気口

床面に並ぶ、制気口。


23051901.JPG


フリーアクセスフロアの事務室の床だ。



「おお、床吹出し空調なのね」

と決めつけるのは早計だった。



聞くところによると、
床吹出し空調用の製品を
床吸込み口として利用しているのだとか。


23051902.JPG


天井面から給気して
床下へ還気しているんだって。


木造だから、
床材はコンクリートじゃなくて木の板だ。


ふうん。


初めて見た気がする。
(「床面の制気口」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月18日

屋根は、ある

ある施設の脇に、
おそらく暖房や給湯の熱源に供給するのであろう、
灯油のタンクが据えてあった。


2基併置され、配管は接続された状態である。


23051801.JPG


危険物に関する取り扱いは、
所轄の消防によってかなり異なる。


呼称490リットルのタンクは指定数量の2分の1未満だから
規制がかなりゆるい。

けれども、相互の離隔距離が小さいと、
合計した容量で規制をかけるという場合もある。

離隔距離について、特に制限が無かったり、50cmだったり
1mだったり2mだったり、さまざまである。



また、離隔距離に関わらず、
配管で接続されていれば一体とみなす、という場合もある。
だって、配管に孔があいてしまったら
2基分全部漏洩してしまうからね。

でも、配管が接続されていても一体とはみなさない場合もある。



もし上の写真の状態で一体とみなされると、
合計1,000リットル未満、すなわち、指定数量未満ということになって
防油堤が必要だとかそういう話になる。

でも防油堤が設けられていないところをみると
特にそういう規制は無かったか。

危険物看板の容量は、合計数量になっているみたいだけど。



もっとも、建築確認申請における消防同意は
申請が必要な場合にしかおこなわれない。

新築とか、増築とか。


つまり、内部改修などの場合には、消防チェックが入ることなく
施工できてしまう。


よって、この状態を見ただけで
「ああ、規制がゆるいのね」と安易に判断することはできない。



とにかく、危険物を取り扱う場合には
新築であれ改修であれ、
所轄消防の危険物係のような部署に
確認を取っておく必要があるのだ。

結構いろいろ決められていることが多いから。



積雪対策として、屋根を設けてあるのは
実害が生じたからなのかもしれない。

でも、配管が接続されていたり、
防油堤が無かったり、
消火器が置かれていなかったりするのは
消防からの指摘が無かったからだけなのかもしれない。


さて、真相はいかに。



ところで、接続されている鋼管、
地面ころがしのような状態で
大丈夫かいな。


一応表面に塗装をかけてあるようだけれども
剥がれてきているし、
プラグなんか、錆びてきていないかな?


ひどいことにならないうちに、
防食テープを巻くとか、
外面被覆鋼管でやりかえるとか、
対策をしておいたらいいんじゃないかなと
老婆心ながら思ってしまうのであった。


でも何やるにもカネがかかるし
そもそもこんなところを誰も注視しないから
何か事が起こってからの対処になるのだろうねぇ。
(「屋根は、あるけど」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月17日

長〜い吊り照明

照明器具は、
いろんなところにいろんな効果を狙って
設置される。


ただ単に明るさをもたらすためだけではなく
明るさはもちろんのことではあるけれど
その空間の雰囲気・イメージを形成するために
非常に重要な要素となっている。



木造吹き抜けの空間に、
大きな器具が吊ってあった。


23051701.JPG


壁際の間接照明、局所照明、
天窓からの直射日光とともに
この空間を程よく盛り上げている。



この部分は吹き抜けになっていて
上方はかなり高い。


23051702.JPG


かなりの長さで吊られている状態なのである。



ところで、この4個の器具には
振れ止めが設けられているのだろうか。


見る限り、4個の器具付近を互いに結ぶ線材が
あるだけのようである。


斜材による振れ止めが見当たらない。


最初は、旗を掛けてあるものがそうかとも思ったのだけれど
どうやら照明器具とは独立しているようだ。



日本全国どこであっても
それなりの地震動は危惧されるものである。


いざという時、さて、大丈夫かな。
(「長〜い吊り照明」おわり)
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2023年05月16日

オロロン鳥

北海道羽幌町に、北海道海鳥センター が在る。

環境省の施設である。


日本海側に延びる国道232号線を通称オロロンラインと言う。

ウミガラスの鳴き声がそう聞こえるということから
「オロロン鳥」とも呼ばれることにちなんでいる。


「海鳥センター」だから、いろんな鳥に関する展示がある。


さすが国費、というべきか、
無駄に(と言ったら怒られそう)リアルな造りである。


23051601.JPG


もちろん、それぞれに関する学術的要素が
ガッツリ説明されている。



吹き抜けのこの空間は照明制御されていて
朝から夜までの時間変化を表現しているのである。

スゴいよ、この照明。


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当然、一番下は海である。


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上のほうまでしっかり観察できるように
双眼鏡も置いてある徹底ぶり。



さて、このたてものがある羽幌町(はぼろちょう)。


港には、
同じ町に属する天売島(てうりとう)、焼尻島(やぎしりとう)へ渡る
フェリーのターミナルがある。


フェリーの名も「おろろん」である。


23051604.JPG


見るからに、2代目なんだろう。


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せっかくなので、渋谷水産直売所・北のにしん屋さん で
はぼろ丼をば。


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漁の状況によって、乗るものや分量が変わるようである。



マンホールの蓋も、
当然ながらオロロン鳥である。


23051607.JPG



止水栓筐も。


23051608.JPG



新千歳空港から車で、
道央自動車道〜深川留萌自動車道〜国道232号線を経て
3時間22分、距離にして212kmと、
google map さんは、示してくれる。


ちょっと、遠いかなぁ。



あ、稚内空港からだったら、
国道40号線〜国道232号線経由で
2時間12分、134kmだって。

こっちのほうが、だいぶ近そう。


あれ? 132分で134kmを走るって、
そう出ちゃうのね。



※ 北海道の距離感には、注意が必要なのです。
(「オロロン鳥」おわり)
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2023年05月15日

旧国鉄羽幌線跡

ワタクシは、鉄ちゃんではない。

断じて、ない。



けれども、鉄ちゃんの友人が居たこともあって
少しは染まっている。

染められている。

でも、少々である。



だから「鉄ちゃん」「鉄ヲタ」を称するような資格は、無い。



とは言え、鉄道は好きか嫌いかで言えば、
好きなほうである。



単純に、オモシロイから。

そして、車窓から移り変わる景色も好きだから。



鉄ヲタという大きな括りの中にも
乗り鉄とか撮り鉄とかいろんなジャンルがあると言う。

が、そのへんのところは、よくわからない。


キハとかキロとか、車体云々もほとんどわからないし
そもそもそれほど興味もない。


何となく、乗ったら楽しいし、見ていたら面白いし、
そんな程度のことである。



そんな中にあって、「廃線跡」というのは
少々食指をそそるジャンルではある。


立派な道路が整備されてしまって
自動車の便利さが圧倒的であって
すっかり廃れつつある、鉄道。

国鉄分割民営化を前にして、長大路線である141km全線が廃止された
かつての地方交通線の羽幌線。

北海道北部の日本海側に延々と敷設されていた鉄路である。


国道232号線が並走しているため、
その廃線跡を各所に垣間見ることができる。


何度も訪れてみたい場所である。



ところどころ、その廃線跡にアクセスできる場所があって。


23051501.JPG


もちろんレールは外されているけれども
路盤や橋、トンネルなどの構造が未だ残されていたりする。

1987年に廃止されてから、かれこれ36年が経過しているけれども
そもそも人の住まない地が多いことと
住んでいた地も過疎化が進み、
集落ごと無人化したところもあったりして
「跡地利用」をする必要もなく、
ただ、そこに残されて在るのである。



だいたいのトンネルは、
入り口部分を鋼材で塞いであるのだけれども
そんな処理さえされないままの場所も残っている。


23051502.JPG


すぐ前まで近寄ることができる場所も
未だ存在する。


23051503.JPG


内部はもちろん手つかずだから
年月の経過とともに劣化が進んでいる。


ただ、レールを剥がして枕木を取り除いただけ。

そんな状態のままなのである。


23051504.JPG


もちろん、中には入らない。
入るべきではない。

いきなり崩れてきても困るし、
そこで何らかの被害に遭ったらまずいし、
それでJRだか鉄道・運輸機構だかにとばっちりが行っては
申し訳ないし。


入口脇に彫りつけてある年号。


23051505.JPG


1967年6月に完成したということなのかな。

じゃ、上の1957は、掘り始めた年?
そんなことはないよね。10年もかからないよね。



この部分、下には川が流れていて。


23051506.JPG


谷になっている部分なので、
路床用に盛り土された部分を
河川が貫通している。

こんな部分が、そのまま残っている。



反対側を見ると、もう見る影もない路盤跡と
写真では見づらいけれども
向こう側に別のトンネルの抗口もある。


23150507.JPG


この類の事物に趣向のある方であれば
垂涎の地かもしれない。


保存状態の良い構造物などに関しては
沿線自治体の観光マップ に紹介されていたりするので
国道232号線、通称オロロンラインを車で移動する際には
参考にされると良いであろう。



こういう場所を求めて、車で移動する方々もいる。

が、オロロンラインを走っていると
バイク乗りは言うに及ばず、
真っ黒に日焼けした自転車乗りや、
テントから食材から全部ザックに背負って徒歩移動している人も
暖かい季節だと割合見かけるのだ。


いやぁ、スゴい根性だなぁと、
感心しきり。


熊には、くれぐれも気をつけてね。
(「旧国鉄羽幌線跡」おわり)
posted by けろ at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月14日

あいすの家

ありがち、と言ったらありがちなんだろう。


北海道長沼町というところに
「あいすの家」というものが、あった。


過去形だ。


結構繁盛していたようなのだけれども
あまり広くない店舗内で捌ききれなくなってきて
駐車場もそれほど充実していなかったこともあって
幹線道路を挟んだ向かい側に新築移転したということなのである。



で、 あいすの家エトセトラ と称して
扱い品目も増やして駐車場も広くとったんだという。



移転前からそれなりに有名だったらしいのは
ジェラート。

それはしっかり、受け継がれていた。


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SEASON FLAVOR がたくさんあるから、
リピーターも問題なく楽しめる、ということである。



新千歳空港から車で、高速道路のような国道バイパスを通って
30分ちょっと。


レンタカーなら、楽に行ける。



気をつけないと、スピードの出過ぎになる。
広〜い景色の中の広〜い道路なんだから。



少し、冷たいものでクールダウンすると
ちょうど良いかも。



味は……。


おいしいに、決まってるじゃん。


乳製品やパンなんかも売っている。
休日には、露店も出しているみたい。
(「あいすの家」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月13日

外気処理どーする

空調って言っていいのか、それとも換気というべきか。

外気導入なんだけれど、まあどっちとも言えるかな。



とある建物の外壁に
並ぶモノたち。


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途中で切れてるガス管もあって、
何度か改修を繰り返されている建物と推測される。


そして、壁面に取り付く、熱源機。


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ガスを燃焼させて温水をつくるやつ、みたいだ。


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パーパスの これ だね。


熱源機の隣には、太めのダクト。


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外気を取り入れるためのもののようだ。

取り入れ外気を暖めるために、
専用の熱源機を用意してあるのだ。



熱源機から外気加熱コイルまでの
それほど長くはない配管も
しっかりと保温されている。


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暖かい時期には必要ないし
暑い時期にはもちろん加熱しないけれども
寒い時期に生外気を取り入れると
建物内が寒くなってしまうから。


だから、「外気処理」する。

取り入れる外気をあらかじめ暖めて
建物内が冷えてしまわないようにしている。



寒冷地では、こうしたい。
できたらいい。


なんだけど、やらないことも多々ある。



だって、生外気で済ませれば、
こんな熱源機も加熱コイルも要らない。

そのぶん、工事費が安く済むじゃない。


そのかわり、冬期の寒さを何とか緩和すべく
工夫しなくちゃならないけど。



たとえば、熱交換換気にするとか、
導入外気の吹出口を誘引タイプにして
室内空気と混合させて温度差を緩和するとか、
室内の放熱器近くに吹き出すことか、
エアコン室内機の外気ダクト接続口につないで
外気処理を兼ねるとか。



でも、戸建住宅でも共同住宅でも
事務所でも店舗でも
「生外気そのまま導入」となっているところも
少なくない。

やっぱ、カネが物を言うから。
イニシャルコストを極限まで削ることを求められるから。



ちゃんと建設費が出る、グレードの高い建物だったら
外気処理もしっかりされるのだけれど。



「外気処理、どーする?」


やるのが良いのに決まっているのだけれども
費用の関係で割愛せざるを得ない。

寒冷地における設備設計の
永遠の課題なのだ。



ちょいと破廉恥かもしれないけれども
外気取入口を覗いてみる。


23051306.JPG


しっかり、網が張ってある。

鳥とか猫とか入ってくると
困るからね。
(「外気処理どーする」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月12日

集成材端材による段板

材料も、使い方次第、見せ方次第だなぁって。


集成材の梁材などの端材を活用して
段板にしたみたい。


23051201.JPG


RCの階段みたいで
どっしりした感じが出ている。


なんか、いいなぁ。
(「集成材端材による段板」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする