壁面に貼り付いていた。
排気ダクト、というよりも鉄板でザインされたものが
目を惹く造りである。
「やけど注意」の表示が目立つが
そして無粋でもあるが、
注意喚起は必要であって致し方ない面もあろう。
おそらく黒いチャンバー部分から壁の向こうへと
排気ダクトが伸びていることであろう。
あるいは、このまま煙突につながっていることも
無いとは言えないか。
全体像の観察をしないと、わかりそうにない。
そして、チャンバーの上には、二重ノズル。
これは吹出口に違いあるまい。
換気空気か空調空気か、
それには観察と考察が必要だ。
更に上に、四角い大きな制気口もある。
これも、何だろうね。
たとえば、壁の向こう側に空調機があって
上の四角から吸い込んで加熱or冷却した空調空気を
壁面に並ぶノズルから吹いている、なんてことも
考えられなくもない。
ユニット形空調機か、パッケージ形空調機か、
ファンコイルなどの放熱器か、
そのへんはわからない。
あるいは、単に換気用の制気口であって
全熱交換ユニットの吸込みと吹出しであるだけで
空調は別に存在しているのかもしれない。
いずれにしても、この部分を見ただけじゃ、
わからないことばかりだ。
でも別に構わないのだ。
その考察を楽しむだけで。
何らかのクレーム相談だったりとか
改修案件だとか、
お仕事で無い限りは
別にどうだってよいのである。
勝手に、楽しむ題材としているだけなのだ。
(「排気フードとか」おわり)