自分が、じゃなくって
走るのは自動車なのであるが。
と、道沿いに小屋がある。
「バス待合所」とある。
周囲には、さほど人家もないこの場所に
どのくらいの乗客が来ているものなのか
通りがかりでは知る由もない。
どのくらい、バスが走っているのだろう。
あまりにも気になってしまって、
ちょっと中を覗いてみることにした。
おお。
多いと見るか、少ないと見るか。
実際の乗車率がどのくらいかわからないし、ね。
少子高齢化が進み
過疎化が激しく進行し、
赤字ローカル鉄道どころか
新幹線も、バス路線も、赤字まみれの昨今。
超高齢運転者による操作ミス、判断遅れによる交通事故も
後を絶たない。
自動運転車の共有による移動が可能になる日を
待つしかないような気がする。
(「郊外のバス路線」おわり)