2023年04月09日

表示が無いとわからない

数十年前の「せつび」は
人々の目の前から消えてしまっているものも多い。


たとえば。


23040901.JPG


こういう類のモノは
こんな感じで表示が無ければ
それが一体「何」なのか、わからない。



「まあ、ストーブだな」とはわかるのだけれど
それを指し示す名詞がわからないと
何とも表現のしようがないのだ。



ルンペンストーブ



この名称さえわかれば
あとは調べようがあるというものだ。



その点、ここはすこぶる親切であった。



炭箱、十能、ストーブ台、チリトリ、デレッキ



1つ1つ名称とちっちゃな解説がついていて
ありがたいのである。



古い古い人から

「昔は親父にデレッキでぶたれたもんだ」

なんて話も聞くことがある。



ああ、デレッキって、これなんね。

名詞があってこそ、通じるものなのだ。



だからね、単語を覚えるのって
すんごく大事なのだ。

外国語学習にせよ、
母国語にせよ。



語彙が少ないということは
それだけ表現にも記憶にも難儀するということなのだから。

思考・考察の深さにも影響する。



専門用語がわからないと、
会話にならない・ついていけない。



それと同じで、
日常用語であったとしても
「ことば」は重要なのだ。


そういう意味でも、
ある言語を禁止するとか、強制するとか、
そういう行為は非常にエグいものなのである。


そゆことやってる国家も
少なからずある(我が国も曾てはそうであった)のだけれど。



「ことば」は、大切に!
(「表示が無いとわからない」おわり)
posted by けろ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする